ベトナム中央銀行はベトナム建設銀行の所有主となり、現在の株主の権利・利益・資格を解除した。
ベトナム中央銀行の情報によると、特別に監査される信用組織は出資や必須株を購入することについての規定、および、ベトナム建設銀行の株主総会の規定に基き、中央銀行は建設銀行の株のすべてを無料で買収する決定を出した。
買収後、ベトナム中央銀行はベトナム建設銀行の定款資本の100%を所有し、現在の株主の権利・利益・資格を解除。ベトナム貿易銀行(Vietcombank)もベトナム建設銀行の管理等に参加する。
以前、2015年1月30日に行われたベトナム建設銀行の臨時株主総会では、銀行の最低定款資本の実際価値を法定資本の価値と同化させるために、出された定款資本の追加案が可決されなかった。現在、ベトナム建設銀行の定款資本は2011年6月から維持され、3兆ドンである。
2014年7月、ベトナム建設銀行の意思決定権が最も高い、元会長Pham Cong Danh氏および、元社長Phan Thanh Mai氏両名が逮捕された。この事件が発生した後、Vietcombankはベトナム建設銀行に補助するために、戦略的協力契約をサインし、それは資源、金融ビジネス、信用、コマーシャル・スポンサー、管理、情報の交渉や供給などの分野に発展した。新会長にはVu Bach Yen氏、そして、新社長にはDam Minh Duc氏が選任された。
ベトナム建設銀行は元は大信銀行(Trust Bank)であり、23年間で事業活動を実施していた。2013年5月に名称の変更や再機構した時点では、Trust Bankの定款資本は3兆ドンあり、総財産は28兆ドンであった。Thien Thanhグループは数名の株主とTrust Bankに出資してTrust Bankを再機構し、ベトナム建設銀行の名称として変更した。目標は建設分野を集中し優先するためで、最初の多機能銀行である。
(kinhdoanh.vnexpress.net2015年2 月2日)