ベトナム政府は国のクラウドファンディングに関する政策の基本的な枠組みを決めているが、多くの新興企業は近年の国内スタートアップに対する関心の拡大にかかわらず、十分な資金を得ることに奮闘している。
シンガポールを中心に展開する経済ニュースサイトのディールストリートアジア(DEALSTREETASIA)は月曜日、現在ベトナムの計画投資省が政策の方針を決定する前にベトナム国内のスタートアップからのフィードバックを獲得している、と述べた。
また現在では、マレーシアが東南アジアでこのクラウドファンディングにおける法的な枠組みを作った唯一の国であると、ディールストリートアジアは報じた。
クラウドファンディングのプラットフォームを手がけるファンドスタート(Fundstart.vn)の創設者のブー・アン氏(Vu Anh)は、「資金調達が進む限り、ベトナムのスタートアップのエコシステムは市場との乖離を持つようになり、ベトナム国内のスタートアップが資金不足による失敗のリスクに陥る」と述べている。
アン氏はその「乖離」について詳しくは述べなかった。実際には、ほとんどの国内スタートアップが公に自社の企業価値を明らかにしていない。
昨年末にエンジェル投資家ネットワークを持つハッチ!(Hatch!)がリリースした調査では、ベトナムでは地域の唯一のテクノロジー企業であるブイ・エヌ・ジー(VNG)の企業価値を高める一方で、オンライン小売会社のティキ(tiki.vn)や就職サイトを持つベトナムワークス(VietnamWorks)などの有名なスタートアップの多くが企業価値として1000~4000万ドルの範囲に属している。
インターネット会社のブイシーコープ(VC Corp)とeコマースサイトを運営するバッジア・コム(Vatgia.com)は7500万~1億5000万ドルに企業価値を高めた。
専門家の中にはかなり新しい新興企業にも、予測では100~500万ドルの企業価値を持っていると考えている。
政府が近年スタートアップに対して注目しているため、アン氏は新興企業がよりよい機会にアクセスするようになると考えている。
2013年に創設された国の最初のクラウドファンディングのプラットフォームであるIG9以来、ベトナムでは複数のクラウドファンディングのウェブサイトが立ち上げられてきた。一方でスタートアップの中にはインディゴーゴー(IndieGoGo)のように国境を越えて資金調達を達成していると、ニュースは報じている。
http://www.thanhniennews.com/business/vietnam-govt-mulls-legal-framework-for-crowdfunding-report-50544.html (150825)