ベトナム産米がブランドイメージを構築し、世界市場でシェアを獲得するためにも、確立された国家商標が要請されている。
科学技術省副大臣(Deputy Minister of Science and Technology)のトラン・ヴィン・タイン氏(Tran Viet Thanh)は9月22日にハノイで開かれた会議において、声明を発表した。 商標は、米の生産・加工に対する包括的な取り組みに基づいて考案される政府の方針を反映させる、と彼は述べた。
現在では、ベトナムは410万ヘクタールの水田を誇る。その53%はメコンデルタの全域に集中している。2014年に、同国は米産出高の4500万トンのうち、630万トンを輸出した。そしてインドとタイに次ぐ、世界三番目の米輸出国となった
しかし、農林水産と塩製品の加工・輸出部門(the Department of Processing and Trade for Agro-Forestry-Fisheries Products and Salt Production)によると、ベトナム産米は均一な品質ではなく、高い品質水準も有していないため、中価格~低価格帯の市場に主に輸出されている。
ベトナムにおいて、中規模・大規模な米関連の事業会社は200程度あるが、それらの商標ではあまり販売促進の効果を得られていない。
バスマティ輸出開発財団法人(the Basmati Export Development Foundation)の取締役であるAK・グプタ氏(AK Gupta)は、バスマティ米(Basmati rice)の国家商標を構築する経験を共有し、品質管理と消費者需要を捉えることがブランド力強化の基盤になると強調した。
米の国家商標を構築するにあたって、適切な枠組みと、詳細な調整機能の構築が必須であると、中央委員会経済審査会(the Party Central Committee Commission for Economic Affairs)のヴ・チョン・ビン氏(Vu Trong Binh)は述べた。
http://en.vietnamplus.vn/vietnamese-rice-to-have-a-national-trademark/82074.vnp (150923)