クァンナム省(Quang Nam)における旅行業の発展のためには遺産の維持が重要であると、文化保護と観光業発展に関する会議で指摘された。
この会議は9月24日、ハノイにおいてクァンナム人民委員会(Quang Nam People’s Committee)と文化スポーツ観光省(the Ministry of Culture, Sports and Tourism)によって開かれた。両代表は経験を共有した上で、観光業の持続可能な発展のためのクァンナム省による遺産保護を、サポートすることを表明した。
ベトナム南中部の沿岸に位置するクァンナム省は、ユネスコ(UNESCO)に認可された21の世界遺産の中で、古都ホイアン(Hoi An ancient town)とヒンドゥ教のミーソン寺院(My Son Hindu temples)の2つを有する。
同様にユネスコから認知を受けている、世界的な生物圏保護区クーラオチャム(The world Biosphere Reserve Cu Lao Cham)も、観光客にとって人気の場所である。
これらの遺産登録地は、1997年から2014年において、ユネスコ、国際協力事業団(JICA)、リレーチ財団(イタリア)、アメリカン・エキスプレスなどの組織から、総計795億VND(3500万USD)の国際的な助成金や専門家の援助を受けて、保護されてきた。
2009年から2014年には多くの観光計画が実行されて、地元住民に利益をもたらした。
結果として同省を訪れる人数は、1999年の30万人から、2014年には368万人以上に増加した。
しかしながら、クァンナム省はいまだに多くの課題に直面している。たとえば、保護のための資金、遺産登録地の運営計画、旅行地のブランド化と製品開発、そして人材の質などだ。
http://en.vietnamplus.vn/heritage-preservation-key-to-sustainable-tourism/82212.vnp (150925)