開発と農業システム研究センターCASRADは、ベトナムの米輸出が過去2年間で量と値段の両方で下がっており大きな問題に直面していることを警告している。
世界市場が不安定になっており、競争がより厳しくなっているため、ベトナムは徐々に低い輸出価格の有利性がなくなってきた。
ベトナム人農民がバリューチェーンに大きな利益を得ることができないため、彼らは米を作り続けたくないのだ。
CASRADのディレクター、ダオ・テ・アン(Dao The Anh)氏によると、輸出ネットワークに参加する200社の中小企業と大企業があるという。
しかし、Vinafood1(北部食品会社)とVinafood2(南部食品会社)が入札して獲得する契約に大きく依存するため、会社は独自のブランドで米を輸出することができない。
つまり、会社の米は国際入札に参加することができるベトナムの会社である、2つの巨大な会社によって割り当てられた仕事に依存しているのである。
アン氏は、2つの巨大な会社に権力が集中する現在の政策は、民間企業の活発さと品質で競争する能力を排除していることを指摘した。
高品質米の戦略の実施のためには、会社が輸出市場を探し、市場の適切な投資を行う他に選択肢はない。
民間企業が2社の国有食品会社と同じように営業できるようになれば、民間企業は戦略を行うことができる。
現在、米の輸出はVinafood1とVinafood2に依存しており、輸出市場の60～70％を占めている。
専門家によると、重大な問題は独占が米の品質や産地に影響する、会社の能力に基づいているということである。
現在の管理政策では、政府間のような高品質の輸出を必要としない大量の米の輸出にのみ適用されている。
「米のバリューチェーンの支配者は品質に基づいて、明確な開発戦略を持っている会社や協同組合でなければならない」とアン氏は指摘した。
「政府間契約の下で米を提供することまたは低コストの米の輸出だけに焦点を当てている企業であってはならない」と述べている。
専門家は、強力な国産ブランドを作るためには、まだ多くの必要なことが残っていると述べている。
最も緊急性の高いものの一つは、ベトナム米生産組合の設立、もしくは米の生産者と商人を代表する、既存のベトナム食品協会(VFA)を組織に改革することだという。VFAは現在米輸出の組織になっている。
http://english.vietnamnet.vn/fms/business/146490/vn-gov-t-urged-to-break-up-monopoly-of-big-food-corporations.html (151124)
