財務省の報告によると、ベトナムが過去5年間で借り入れたODAの使用額は278億ドルであったことが分かった。この金額は2001～2005年の金額と比べると、約3.5倍にもなるという。しかし、これだけの大金を持ちながら、ベトナム政府は2015年に借り入れたODAを使いきっておらず、まだ220億ドルもの大金が手付かずの状態で残されているという。財務省の次長を務め、債務管理を行ってきたVõ Hữu Hiển 氏はベトナム政府は早急にODAを使う必要があるという。ODAとはいわば外国から借用したものであるため、所有するだけで年間で約1.7%の金利が発生する。また。返済期限も平均で12.3年となっている。しかし、Hiển氏によれば、ベトナム政府は2017年までは資金調達をし続ける方針を掲げているという。他国からODA借りることでベトナムは借りを作ってしまうことになる。また、それと同時に金利のために返済金額は増え、返済期限も徐々に迫ってきている。ベトナムにとってこれは大きなチャレンジだと言える。
日付: 2016年5月23日 (http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20160523/con-22-ti-usd-von-oda-chua-duoc-giai-ngan/1105597.html)
