東京- 今回の天皇皇后両陛下の初のベトナム訪問は、日越間の歴史においてもとても重要であり、お互いの信頼をさらに強固なものにすると日本の政府関係者が述べた。
随員である外務省参与の高島肇久氏はこの訪問前、ベトナムニュース局(VNA)に二国間の長年にわたる関係がこのたび向上されると発表した。
日越関係は16世紀に初めて日本街がベトナムにできたことから始まったと彼は言う。
今回の天皇皇后両陛下の訪問は、二国間の歴史上の浮き沈みを乗り越えた上でやっと親密な関係になれたことを確認できたと強調した。
また高島氏は友好関係をさらに強めるため、日越が様々な活動に取り組んでいることを述べた。
現在では日本がベトナムにとって一番大きな援助国として、東南アジア諸国発展のため協力している。
高島氏は例として、海洋哨戒船の贈与や日越大学の設立、ベトナムにおいての日本企業に対する積極的な活動などを挙げた。
また効果的な二国間の経済協力、人材育成、インフラ設備の向上は両国の良好な関係に繋がると強調した。
最大の期待
高島氏は天皇皇后両陛下がベトナム政府関係者の暖かな歓迎にとても感動されており、今回の訪問は、両国民や政府関係者にとっての期待も高いと評価した。駐日ベトナム大使のグエン・クオック・クオン(Nguyễn Quốc Cường)氏も今回の訪問が、明日より日越の歴史上において重要であり、画期的な出来事になると確信している。 クオン氏は天皇皇后両陛下とも、訪問を楽しんでおられたと付け加えた。 付け加え高島氏に同調し、44年前に二国間の外交が始まってから、今回初の訪問は両国の関係を更に親密なものにすると述べた。
そして、これをきっかけに両国の信頼がより近づけたとした。
また、天皇皇后両陛下が歴史や文化に対する熱烈な関心があるため、トゥアティエン=フエ省の中部都市にあるフエ市(Huế City)を訪れた理由だとクエン氏はいう。
天皇皇后両陛下は、2003年UNESCOに無形文化遺産の名作として登録された儀式用の音楽ナナック(Nhã Nhạc)の生演奏 に感嘆の意を示された。
クエン氏は日本が、フエ市の歴史的史跡の修復にも多くの支援をしたことを強調し、さらに彼はこの訪問が二国間関係の向上に役立ったと述べた。
日付: 2017年2月27日 (http://vietnamnews.vn/politics-laws/351864/japanese-emperors-visit-to-boost-rapport.html#EhmMITIujphsJ9mq.97)