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【AGS法務部ニュース】最新法令のアップデート: ホーチミン市人民委員会によるCOVID-19に関する感染リスク指標

 今般、直近の新型コロナウイルス(COVID-19)に関する重要な規定のアップデートをお知らせ致します。

 なお、以下の記載内容は2020年4月10日10時00分時点での情報に基づく内容、解釈となりますことを予めご了承ください。今後、本件に関する法令のアップデートがありましたら随時お知らせ致します。

 また今後、本件に関するベトナムおよび世界の感染状況の動向や関係各所の具体的な対応等に関する詳報へのアクセスは、各公的機関、専門機関等へのお問い合わせもご検討ください。

 商工会(JCCH)からの情報によると、ホーチミン市COVID-19対策指導委員会は、感染リスクの評価指標に関する公文書No. 1203 /QD-BCĐを発出し、それに伴い現在、ホーチミン市疾病予防管理センターが市内すべての事業者に対し、新型コロナウイルス対策に係る感染のリスク評価指標の配布を開始し、その提出を要請しています。当該指標の提出についてはあくまで義務的ではないものの、この指標に従って感染指数が高いと判断された企業については休業措置が適用される可能性が高いため、ご留意ください。

 その概要は以下の通りです。

 新型コロナウイルス感染リスク指数は以下の10項目(リスクの低い順に、各1点~10点)で評価されます。


  1. 当該拠点に就業する労働者の人数
  2. 工場・オフィス内の労働者の密度
  3. 工場・オフィス入退出時の手洗い・消毒の実施の有無
  4. 業務中のマスク着用率
  5. 工場・オフィスに入る前の体温検査を受ける労働者の人数
  6. 共同食堂内の労働者の密度
  7. 出退勤時に送迎車を利用する労働者の人数
  8. 労働者の送迎車乗降場所の数
  9. 労働者へのマスク支給状況
  10. 夜間勤務の有無(ただし、食料品、医薬品、石油関連製品、電気、水道水、燃料、COVID-19対策用の医療設備を生産する企業を除く)評価方法は、1点(リスクが最も低い)から10点(リスクが最も高い)までの10段階で10項目を各々評価し、その合計点を100で割ってパーセンテージを算出することとします。リスク指数の算出結果を踏まえ、以下の措置を適用することとなっています。
    ・10%:感染リスクは非常に低く、通常通り稼働可能。
    ・30%未満:感染リスクは低く、稼働を維持することは可能だが、10項目中指数の最も高い項目の見直しが必要。
    ・30%以上~50%未満:感染リスクは中程度で、10項目中7点を上回る項目がなければ通常通り稼働を維持することが可能。
    ・50%以上~80%未満:感染リスクは高く、リスク低減の対策を実施しなければ稼働は維持できない。
    ・80%以上~100%:感染リスクは非常に高く、稼働を一時停止しなければならない。

 詳しくは、各社ビル管理者等の当該指標の配布元、または所在地を管轄する区・県の保健センター、ホーチミン市疾病予防管理センター等関連当局へ直接ご連絡ください。

 なお、ベトナム保健省によると、ベトナム国内の感染者は255人となり、4月10日午前までに128人が完治しています。

以上

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