Search

【AGS法務部ニュース】最新法令のアップデート: ホーチミン市人民委員会による 2020年8月5日以降のマスクの着用等に関する指示

 2020年8月3日付でCOVID-19予防対策委員会においてホーチミン市人民委員会は、関連部局に対して公共の場でのマスクの着用を義務化するよう指示しました。本指示は8月5日より適用されます。直近の感染流行地であるダナン市を経由した人々や不法入国者等によって市中感染が急激に拡大していることを受け、感染防止措置の一環として実施されたものと考えられます。その概要は以下の通りです。

 なお、以下の記載内容は2020年8月5日9時00分時点での情報に基づく内容、解釈となりますことを予めご了承ください。今後、本件に関する法令のアップデートがありましたら随時お知らせ致します。また今後、本件に関するベトナムおよび世界の感染状況の動向や関係各所の具体的な対応等に関する詳報へのアクセスは、各公的機関、専門機関等へのお問い合わせもご検討ください。

  ホーチミン市人民委員会委員長の発言によると、次の通り感染防止対策が強化されることになります。

 医療法令違反に関する罰則を定めた政令No. 176/2013/ND-CP第11条1項a号によると、保健当局の指示に従って、伝染病予防の目的で感染者又は感染のおそれのある者が個人向け保護道具(マスク等)を提供・着用しないことは違反行為とみなされます。この行為に対して警告又は100,000~300,000 VNDの罰金が課されます。本政令の適用によって公共の場でマスクを着用することが義務化され、市民の感染予防意識を啓発しています。

 そのほか、生産・経済活動は通常通り継続するものの、大人数の集会はできるだけ控え、30人以上の集会はしないように推奨しています。また、保健局に対し、まだ潜伏している可能性のあるホーチミン市内の感染者が50人以上になった場合はあらためて隔離対策の準備を整えておくよう指示をしています。

 なお、政府発表によると、ベトナムにおける感染者数は累計670名にまで達し、8名の死亡が確認されています。

以上

Japan
Vietnam