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ベトナム工業団地について

皆様、こんにちは。AGSビジネスマッチング部の織田です。

ベトナム南部では、気候も落ち着きも見せ始め、乾期の訪れをつげております。

日本は本格的に寒くなってくる頃でしょうか?

先日、私はビンズン省にあるプロトレード国際工業団地を訪問しました。

同工業団地はホーチミン中心地から車で2時間弱の場所にあり、日本や韓国、台湾、シンガポールなど世界各国の企業65社前後の企業が入居しています。

工業団地内にはサッカー場などの娯楽施設も備わっており、ワークライフバランスも考慮されていました。

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(出所:筆者撮影)

進出している日系企業の方と話をする機会がありましたので、今回は進出企業の生の声を交えて、工業団地について紹介していきたいと思います。

1.工業団地とは

現在、ベトナムには大小300程度の工業団地があります。工業団地では、道路、電気、水道、電話などのインフラ設備が整っており、銀行や郵便局、ショッピングセンターがある団地もあります。但し、地方にいくと、電気が不安定だったり、道路がキチンと整備されていない団地もありますので注意が必要です。

ベトナム国内にて工業団地が積極的につくられる理由としては外資企業の誘致があります。

ベトナムの産業はサムスンや自動車産業など外資企業の進出により発展してきたといっても過言ではありません。ベトナム政府は工業団地をつくり、様々な優遇制度を設けることで外資企業の誘致を行っているのです。

2.工業団地のメリット・デメリット

良い点 苦労した点
・税制優遇あり ※1
・比較的一度に多くの従業員が集まりやすい
・団地内での日系企業間の情報共有(給与待遇など)が出来る(日系企業が入居する工業団

地の場合)
・レンタル工場なら初期費用が抑えられる

・工業団地が設立手続きを支援してくれる
・工業団地内での転職も多い(少しでも給与が高

ければ団地内で転職することも)
・主要地から車で数時間かかったり、空港や港ま

で距離がある団地もあり
進出企業の最大の課題は従業員の確保だそうです。給与が高ければ、同じ工業団地内で転職することもしばしばあり、日系企業間での情報共有が重要となる。従業員の満足感を高める為に、福利厚生など、日々様々な工夫をしているそうです。

※1:2年間の免税、その後4年間50%減税(但し、工業団地や事業内容による)

※現在、環境問題の規制上、製造業は工業団地外での工場設立は非常に難しい。

3.まとめ

工業団地には、税制や初期費用面での優位性の他、団地によっては進出前のサポートを行っているところもあります。進出する際には、入居している日系企業の有無や他国の状況、レンタル工場の有無、空港や港からの立地条件、工場のインフラ整備状況、賃料など検討すべき事項が多く存在しますので、事前調査を行って

弊社でお役に立てることがございましたら、お気軽にご相談くださいませ。

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