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ベトナム企業にフードディフェンスの意識浸透せず

4月27日に「2016年フードディフェンスの意識向上」をテーマとしたセミナーが開かれた。このセミナーの中でTTCグループの委員長であるPham Hong Duong 氏は、ベトナムにおけるフードディフェンスの意識の低さに警鐘を鳴らした。「いまだに多くのベトナム企業がフードディフェンスに対して全く関心を示さないでいる。生産ラインに毒物などを混入される可能性が十分にある。最悪の事態を避けるためにも、防衛システムを導入するべきだ。」と同氏は主張した。

一般的な管理システムとは、生産ラインの過程で細菌や残留物が混入するのを防ぐためにある。しかし、フードディフェンスのシステムは、故意的に外部の者による毒物の混入などを未然に防ぐために使われる。Pham Hong Duong氏によれば、生産ラインに異物などを混入させるのは競合他社とつながりのある者、もしくはその企業に対して不満を抱いている者だという。フードディフェンスのシステムは比較的安価で、操作もそこまで複雑なものではないというが、実際にこのシステムを運用する企業はごくわずかである。アメリカや日本のような巨大なマーケットに食品を輸出するのであれば、これらのシステムを導入することは必須である。

日付:2016年5月5日 (http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20160428/nhieu-doanh-nghiep-vn-chua-quan-tam-phong-ve-thuc-pham/1091887.html)

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