展示会概要
日時
- 2016年9月21日(水)~2016年9月24日(土)
場所
- サイゴン展示会及び大会センター(Saigon Exhibition and Convention Center – SECC)
- 799 Nguyen Van Linh, Tan Phu Ward, Dist 7. HoChiMinh City
参加業界
- 本展示会は、ベトナム企業と世界各国の売り手・買い手の交流を促進することを目的とするものである。
- 世界25カ国600ブースとの交流・意見交換
- 会議プログラムを通じ業界の専門家との情報共有
分野
- 薬業界・医薬品包装技術・医療サービス・化学製品・医療器具・ビューティーケア製品
所感
- 開幕式には大勢の人が集まり、その中でも日本人・韓国人・中国人で展示会ホールの廊下は混み合っていた。展示会では中国の出展企業が目立ち、展示会ホールの半分以上は中国企業のブースだった。残りのスペースは韓国企業・台湾企業・パキスタン企業・ベトナム企業であり、ヨーロッパ企業はごく僅かだった。
- 特に、手術器具と消耗品のブースが目立ち、興味のある来客で埋め尽くされていた。逆に薬品と栄養補助食品のブースは閑散とし、来客が少なかった。一方、医療機器のベトナム販売代理店の交渉・意見交換活動は活発であり、外国から来客はこのブースでビジネスマッチングを行っていた。
- パキスタン企業が、初めて薬品・医療機器の展示会に出展した。手術器具などを多く展示していたが、あまり来客がないように見られた。恐らく来客にとって馴染みのないブランドのため、製品の品質に疑問を抱いていたからかもしれない。
特に目立った企業
- SATO Vietnam Solutions Co., Ltd. (http://satovietnam.com/)
- 近年、電波で情報通信・読み取りを行うRFIDが注目され、高度な認証方式としての新たな進展が見られる。サトーは長年、バーコード、2次元コードで培った自動認識のノウハウを活かし、2003年には日本初のRFIDプリンタを開発・市場投入した。現在、先端技術を誇る国内外の企業と連携し、RFIDの普及に努めるとともに自動認識システムの発展に貢献している。
- VietNam Precision Industrial Joint Stock Company (http://vpic-group.com/index.php)
- 1999年に設立され、台湾企業の100%出資である。現在、輸出金額は総生産量の85%を占め、主に製品は自動車・バイク部品、機械部品などを製造している。特に新たな分野を拡大したのは病院用のベッドの製造である。日本に輸出する病院用のベッドは1月当たり3,000台を超えている。
(図1:展示会の開幕式)
(図2:VPICグループのブース)
(図3:医薬品のブース)