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ベトナムの海外直接投資は小売業へ

15050702ベトナムにおいて、小売店舗で購買する消費者は全体の20%~25%であり、これはタイの43%、マレーシアの53%、中国の64%よりも低い。ところが、ベトナム小売業者協会によると、ベトナムは都市化のスピードがアジアで最も速い国であるという。

昨年、Berli Jucker(タイ)はCo-op Martに次ぐ、業界第二位のMetroベトナムを8.76億ドルで買収した。BJCもコンビニエンスストアチェーンのB’s Martを購入し、さらに、ベトナムで300店舗を展開する予定だ。

その他、Big C、イオンモール(Aeon Mall)、ファミリーマート(Family Mart)、ミニストップ(Ministop)およびロッテマート(Lotte Mart)の展開もますます活性化している。東南アジアの他の企業もベトナム市場に続々と参入してきた。現在、ベトナムの小売産業における外国企業の数は全体の5%ほどだが、成長率が高い。一方、ベトナム最大の多業種グループのVingroupは、海外企業の抱えるひとつの課題だと見られている。

最近、Vingroupは国内のライバル小売業者を買収しており、ここから3~4年間で、Vinmartブランドのスーパーを100店舗、コンビニエンスストアを1,000店舗展開する予定だ。電子商業取引VinE-comもRocket InternetのLazadaと競合している。

また、VingroupはVinatexの流通ネットワークと接する目的で国営繊維企業Vinatexの株10%を購入した。そして、ハイフォン港やサイゴン港の株80%を競売にかけている。

Vingroupの計画がすべて達成された場合、3年間でベトナムにスーパーが約250~300店舗展開され、現在の数と比べて40%増加することとなる。これらの店舗はハノイ市やホーチミン市を中心に展開される。そして、コンビニエンスストアも約1,500店舗展開され、現在の3倍となる。

(kinhdoanh.vnexpress.net201556)

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