アパレルECサイトを運営するZALORAグループは、ZALORAタイを現地タイ企業のCENTRAL GROUPに、ZALORAベトナムを現地の大型家電量販店であるNGUYEN KIMに売却をすると発表した。
ZALORAはドイツ資本であるROCKET INTERNETが展開するECプラットフォームであり、発展途上国におけるスタートアップや販売拠点設立などに定評がある。
ITやスタートアップベンチャー向けの情報を取り扱う大手情報サイトTECHCRUNCHは、以前からROCKET INTERNETがコスト削減のためにベトナムとタイのZALORAのプラットフォームを売却しようとする動きがあると報道していた。2015年度のZALORAの売り上げは2億3400万ドルと前年比の78%も増加していたが、その反面全体の損失は1億500万ドルにも膨れ上がっていた。これらの金額を埋め合わせるためにも、ZALORAタイは10億ドルで売却されるという。
ZALORAを買収したCENTRAL GROUP は事業規模拡大に意欲的な企業であり、NGUYEN KIM株式をめぐってTCC GROUP (タイ)やAEON MALL (日本)、LOTTE (韓国)などの大手資本と競いあい、見事に同社の49%の株式を勝ち取っている。その後、CASINO GROUP(フランス)からBIG C を1050億ドルで企業買収している。
日付:2016年5月17日 (http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/nguyen-kim-hoan-tat-mua-zalora-viet-nam-3403057.html)