経済協力開発機構(OECD)によると、コピー商品の市場が4,610億ドル規模にまで達し、世界的な産業になりつつあると発表した。
2013年にコピー商品は世界の貿易総額の2.5％を占め、2008年に予想された数字よりも1.9％高い結果となった。これはオーストラリアの国内総生産(GDP)に相当する金額である。
税関総局の統計データによるとRolexやNike、Ray BanやLouis Vuittonが人気があり、中でも靴や洋服、革製品や電子機器が頻繁にコピーされている。コピー商品を生産し、かつ販売している主な輸出国は中国である。一方で、最も多くコピー商品を輸入しているのはヨーロッパで、その規模は全体の輸入総額の5％を占めている。
コピー商品を購入したり、海賊版の映画を視聴したりすることに罪悪感を感じない人が多くいる。そのせいで、コピー商品が世界経済の脅威となり、自由な経済活動を阻害しているとOECDは言う。
コピー商品がブランド企業の名声を汚し、知的財産権を犯すだけでなく、近年では医薬品のコピー品や玩具のコピー品も増えてきている。健康と安全を守るためにも今後は徹底した規制が必要になる。
2016年4月20日(http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/quoc-te/trung-quoc-dung-dau-the-gioi-ve-hang-gia-3389450.html)
