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HSBC:2030年には中国がベトナムの最大輸出相手国に

15060503HSBCのベトナム貿易状況報告書によると、2030年のベトナムの輸出相手国上位はは中国、インド、マレーシアになると予測している。2013年のベトナムの最大輸出相手国はアメリカであったが、2030年までにアメリカから中国へ代わると予測している。

2020年までは、繊維業の輸出がベトナムの輸出に最も貢献すると期待され、輸出全体の20%を占めると予測している。それに次ぐのは情報通信技術業である。携帯電話および部品の輸出は2014年の輸出全体の16%を占めた。一方、電子製品・パソコンおよび部品の輸出は輸出全体の8%にとどまった。現在、ベトナムは電子部品の多くを輸入に頼らざるを得ない状況にあるが、HSBCの報告書によれば、2015年から2030年までの間に電子産業は発展し、電子部品の輸入に頼らず、黒字となると予測している。

HSBCの報告書では、貿易赤字の問題を強調している。世界経済フォーラムのグローバル競争のレベルに関する報告書によると、ベトナムは144か国中、81位にランクされている。タイ(48位)およびインドネシア(56位)と比べてかなり劣っているとされている。多くのインフラプロジェクトが実施される2030年までの間、ベトナムの最大の輸入品は機械であるとし、それに次ぐものとして、繊維業の原材料、木材および情報通信技術設備であると予測している。

(kinhdoanh.vnexpress.net/201565 )

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