韓国のサムスンはベトナムの電子産業で成功を収め、エネルギーや保険などの新しい事業分野への進出を模索している。
9月9日に行われた情報通信省のグエン・バック・ソン(Nguyen Bac Son)氏との会談で、サムスンベトナムの総務部長であるハン・ミョンソプ(Han Myoung Sup)氏は、サムスン電子の成功後、サムスングループにおける他の多くの事業がエネルギーや保険などの他産業の分野の投資を模索している、と述べた。
ハン氏はバク・ニン(Bac Ninh)とタイ・グエン(Thai Nguyen)などの北部の省における工場の全労働者は11万人を超えた、と述べた。サムスンはハノイ市にあるR&Dセンターにも投資を行い、現在の1400人の労働者は将来的に5000人に拡大する見込みだ。
ソン氏は、情報通信省がベトナム現地パートナーに対するサムスンの協力に加え、電子分野だけでなく航空インフラや石油、ガス、生命保険など他の産業分野に対する投資を支援する、と述べた。
情報通信省大臣によると、7月時点でサムスンはバク・ニンとタイ・グエンの電子工場で、合わせて260億ドル相当の製品を生産し、輸出している。同グループはこれらの事業に対し、約70億ドルの投資を表明している。
最近ではバクニン省庁がモバイル端末の次世代高画質画面の生産のため、サムスンディスプレイベトナム(Samsung Display Vietnam Co. Ltd.)の30億ドル相当の事業に対して、投資許可書を承認した。
ホーチミン市では、サムスンが家庭用電化製品の生産のため10億ドル相当の施設の建設を電子分野の工場で開始しており、来年初めに施設の操業を計画している。
http://english.thesaigontimes.vn/42970/Samsung-to-diversify-operations-in-Vietnam.html (150914)