年度末に急激に上昇する個人ローン需要のパイをめぐって商業銀行、金融機関は激しい競争を行っている。
金融業界関係者は、ベトナム人が家の修繕や購入、買物、自動車の購入などの借入を行うため、毎年12月からテト(旧正月)までの期間は個人ローン需要が最も高い時期であるとコメントした。
上昇する需要の中で顧客を取り込むために、多くの銀行では優先的貸出を行っている。
VietBankは住宅購入ローンを初年度8~9%の優先貸出利率で提供している。
An Binh Bankは自動車購入ローンを年利7.49%の優先貸出利率で提供している。
Viet Capital Bankは商業用自動車の購入ローンを年利6.8%で提供している
それに対し、SACOMバンクは初年度年利7.5%で提供している。
多くの銀行が製造業、商社、サービス業と提携し、クレジットカード利用顧客に優先的貸し出しプログラムを提供している。
貸し手の中には、個人ローンで2億ドンから50億ドン(890ドルから2230ドル)を担保なしで消費購入に提供している機関も存在する。
専門家はこの上昇トレンドは2016年2月のテトまで続くと述べた。銀行は特に住宅不動産ローンの分野で顧客を低利率で引き付けようとしている。
State Bank of Vietnamによれば昨年12月と比較して、第三四半期終わり頃の消費者ローン貸付残高は31.4%増加したと述べた。その額はベトナムの総貸付残高の8%に上る。
ダン・ゴック・トゥ国家金融監督委員会副総裁は、国内消費者ローン市場は多くの可能性に満ち溢れており、ベトナムの3780万人は安定した所得を持っており、その30%は消費者ローンのターゲットになるとのべた。
ベトナム銀行協会は、消費者貸出は今後五年間の間、GDPの10%、毎年100億ドル以上にのぼると推定する
しかしながら、より多くの消費者を長期的に集客するためには、貸手側がテクノロジーや労働力の質を改革し、リスクマネジメントに注力すべきだと専門家は述べている。
http://en.vietnamplus.vn/banks-battle-it-out-in-tet-loans-market/86131.vnp
