ホーチミン市の7区にある Parkson Paragonは、今月16日をもって5年間の営業に幕を閉じた。2カ月前から各店舗に閉店の通知しており、すでにその了承を得ていたという。
メンバーカードはParkson Paragonの系列店で使用可能なため、顧客に直接的な影響はないという。
Parkson Paragonはもともとマレーシア資本のショッピングモールであり、ベトナムの企業であるKim Cuong社がベトナムでのマネージメントを請負う形で2011年4月に営業を開始した。この際に投資された金額はのべ5000万ドルにものぼる。これは19年間にわたって ParksonParagonを運営できる金額である。
2005年~2010年にかけてのParksonの業績は順調だったが、2011年以後の世界経済悪化に伴い、ベトナム人の購買力が激減した。振るわない業績の埋め合わせをするために、テナントに対してより高い賃料を請求した。これによって、店舗の経営が圧迫され、思うように利益が捻出できない状況に陥り、結果としてParkson Paragonの業績に拍車をかけていった。
また、同業他社の社長によれば「近年の傾向として、お客様はショッピング、飲食、そして娯楽があるような総合的なショッピングモールを好んでいる。ベトナム人はまずは遊びに出かけ、そのついでに食事を取り、そして最終的にショッピングをして帰宅するため、そのような形態のショッピングモールが勝ち残ることができるのです。」という見解もある。
日付: 2016年5月19日 (http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20160516/trung-tam-thuong-mai-parkson-paragon-dong-cua/1101760.html)