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越副首相、特許申請手続き改善を要求

ベトナム副首相のヴー・ドゥック・ダム(Vũ Đức Đam)氏が知的財産庁(NOIP)を訪問した際、科学技術の革新を促すためにもより抜本的な改革を行うよう同機関に指導を行った。

「手続きを簡易的にする事で、より多くの開発者が知的財産の権利を保護するIP登録を行うはずだ。」と副首相は言う。

研究機関や個人、企業は管理手続きに時間がかかることを最も懸念していという。そのため、NOIPが現行の処理手続きを見直し、無駄な時間を極力なくすように努める事が何よりも重要であると副首相は力説した。

NOIPでは申請の際に未だに手書きの書類が必要とされており、申請書類におけるどんな些細な間違いも紙ベースでやり取りを行わなければならない。

そのため、訂正箇所を修正するだけでも数週間は容易にかかる。

科学技術省次長、かつNOIP所長を兼任するファン・ヴィエット・タン(Phạm Việt Thanh)氏によれば、2011~15 年にかけてNOIPが受理した特許技術申請は390,000件以上にもなるが、実情として同機関にはその全てを処理するだけの余力がなく、まだ50,000 件が手付かずのままだと。

今年の暮れにやっとオンライン上での申請が可能になるというが、導入に至るまでにかかった時間は膨大であったという。

また、NOIPの効率性を著しく阻害するもう1つの要因として、申請費用が他国よりも格段に安い点が挙げられる。

ベトナムでは申請手続きにかかる費用が1.26 million ドン(56ドル)とされているが、マレーシアではベトナムの4.7倍、フィリピンでは1.3倍、シンガポールでは32.8倍と、高く設定されている。

これにより、同機関の収益が低いため、十分な人材やシステムを導入できずにいることを意味する。

日付:2016年10月3日 (http://vietnamnews.vn/society/343742/deputy-pm-urges-intellectual-property-reforms.html)

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