ベトナムIT最大手のFPT情報通信株式会社(証券コード:FPT)はドラゴン・キャピタル(Dragon Capital)とビナ・キャピタル(VinaCapital)に小売り部門を手掛けるFPT デジタル・リテールの株式600万株(30%)を売却した。売却後、FPT社のFPT リテールの持ち株比率は85%から55%に減る。
現在、FPT リテールはベトナム小売り最大手の一つであり、ベトナム全国で2017年7月現在438店展開している。
ユーロモニター(Euromonitor、国際市場調査会社 )とリテールアジアパブリッシング(Retail Asia Publishing、アジア小売り誌)によると、FPT リテールは昨年、1平方メートルあたり約15,717米ドル/年を売上げ、ベトナムで最も売り上げがいい小売り企業になった。
2017年に、FPT リテールは店舗の売上を上げるため、小売りチェーンの規模を広げ27.5%売上りが増加、40%の利益増を見込む。2017年の上期、FPT リテールの収入は6.193兆ドン(約2.8億米ドル)、前年比31%増、税引き後の利益は1,410億ドン(約640万米ドル)と44%増加した。
ビナ・キャピタルのアンディ・ホー社長は「小売り分野はビナ・キャピタルが一番注目している分野の一つである。ベトナムでは携帯電話に大きなマーケットがある。これはインターネットがコミュニケーションとアクセスの主要ツールの一つであるからだ。」と述べた。
8月始め、FPT 社の役員はFPT リテールの売却に関し、2段階あると説明した。初めに持ち株比率を85%から55%に減す。次に持ち株比率を50%以下に減らるために10%売却予定だ。
日付き:2017年8月15日(http://kinhdoanh.vnexpress.net/tin-tuc/doanh-nghiep/fpt-ban-30-von-fpt-retail-cho-dragon-capital-va-vinacapital-3626106.html)