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【AGS法務部ニュース】最新法令のアップデート: 違法な原産地証明書の発行に関する調査

 2020年7月6日、ベトナム税関総局による産地偽装対策の検査および調査に関するセミナーにおいて、その調査結果を公表しました。

 検査手段、原産地の特定、産地偽装、不正ラベル、知的財産侵害および違法積替行為への対策について指示をした税関総局による2019年8月13日付の公文書No.5189/TCHQ-GSQL、およびこれらの対策強化を指示した税関総局による2019年12月25日付の指示書No.7988/CT-TCHQが発行されたことを踏まえ、76件の検査、調査が実施され、そのうち24件の産地偽装が発覚しました。税関総局は違反の証拠として、3,590台のバイク完成品、4,000個を超える自転車部品、12,000個を超えるキッチン設備部品等を押収しました。今回の調査で発覚した原産地偽装に該当した商品は、自転車、電動自転車、木材家具、太陽光バッテリーでした。

 今後、税関総局や公安省捜査検察局と連携して法令に従った調査、処分を厳格に実施するよう指示しており、更なる産地偽装対策に関する法令遵守が求められます。

 なお、現行法令では、原産地証明書の偽装、違法発行の行為に対して組織/法人につき60,000,000~80,000,000VNDの罰金や、違法に取得した利益の没収という是正措置を課される可能性がありますのでご注意ください(政令No.124/2015/ND-CP第1条26項、政令No.185/2013/ND-CP第4条2項)。

以上

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