イタリア公共首相Matteo Renzi氏の招待を受け、Nguyen Tan Dung首相は10月16日~17日にMilanで行われる第10回アジア欧州会合(ASEM)の首脳会合(サミット)に参加する。
「持続可能な成長と安全保障のための責任あるパートナーシップ(Responsible Partnership for Sustainable Growth and Security)」をテーマとする第10回ASEMサミットでは4つの主な内容を集中的に検討する。その内容は①欧州債務危機についての課題、②グローバル問題、③相互に関心を持っている国際的課題、④ASEMの将来としている。
ASEMに参加して18年間、ベトナムは常に、積極的に、責任のあるメンバーとしてASEMにおける役割や地位を担ってきた。特に、2004年の第5回ASEMサミット、および、経済・情報通信技術・外交・教育・労働分野に関する閣僚会議を計5回、ハノイで開催してきた。
EUおよびASEMにおける他のパートナーとの関係を深めるため、2014年、ベトナムはミレニアム開発目標(貧困撲滅)、人的資源開発および教育、水資源管理、災害対応、メコン川およびドナラ川における具体的な協力促進などの分野に集中的に提案し、実施してきた。
ベトナムはハノイで11月18日~20日に「ビジネスと人権」をテーマとする第14回ASEMの非公式人権セミナーを主催する。このイベントはベトナムが国連合人権委員会のメンバーとして主催する最も大きなイベントであり、アジアとEUとの対話および相互理解を深めることに貢献するものである。
今回、Nguyen Tan Dung首相は第10回ASEMサミットに参加し、サミットにおける重要な内容に対して積極的に貢献し続け、ベトナムの地位を高めることを目的としている。それと共に、持続可能な成長および安全保障に関する課題についてASEMメンバーと協力し、パートナーシップ関係を深めることを目的としている。
(baodientu.chinhphu.vn 2014年10月10日)