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ダナン進出・支店設立のメリット

【免責事項】 AGS JOINT STOCK COMPANY(以下、当社とする)は、本報告書の記載内容に関して生じた直接的、間接的、派生的、特別の、付随的、あるいは懲罰的損害及び利益の損失については、それが契約、不法行為、無過失責任、あるいはその他の原因に基づき生じたか否かにかかわらず、一切の責任を負わない。これは、たとえ、当社がかかる損害の可能性を知らされていても同様とする。

もくじ

  1. ダナンはどんな所?
  2. ダナンへのアクセス
  3. ダナンがなぜアツい?
  4. ダナンの地域(行政区分)
  5. ダナンの工業団地
  6. ダナンのオフィス賃料
  7. ダナン観光業の発達と人材の確保
  8. ダナン進出・支店設立のメリット

1. ダナンはどんな所?

ダナンはベトナム中南部に位置する港湾都市で、ベトナムを代表するリゾート地。白砂のビーチが続く 海岸沿いは、特にこの数年で大規模な高級リゾートホテルが次々と建設されており、日本や中国、韓 国のみならず、ヨーロッパやロシアからの観光客も数多く訪れている。また、近年では、賃料や人件費 の安さから、日系企業の進出も少しずつ増加傾向にあると言える。本レポートでは、ダナンの基本情 報に加え、弊社スタッフが足で稼いだ情報を元に、リアルタイムの情報を追加し、現地進出や支店設 立のメリットを紹介したい。

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2. ダナンへのアクセス

意外とアクセスしやすく、特に中華圏や韓国からのフライトが充実している。

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3. ダナンがなぜアツい?

ベトナム中部の経済中心地で、ハノイ、ホーチミンに次ぐ第3の都市。
2016年12月段階で一人当たりのGDPは3059ドルを突破、人口は100万人を超えており、 2025年までに200万人を超えるといわれている(HCM:840万人、 HN:760万人)。
ベトナム商工会議所(VCCI)と米国国際開発庁(USAID)が実施した2016年ベトナム各省・都市競争力(PCI)ランキングで、 4年連続で1 位に。
情報通信省およびベトナム情報処理協会(VAIP)が実施した情報通信技術(ICT)の利用実態に関する「ベトナムICTインデックス」で、 8年連続1 位に(「ベトナムのシリコンバレー」 を目指しており、無料のWIFIスポットも多数)
2017年11 月にダナンで開催される「APEC首脳会議」に向け、ホテルの建設やインフラ整備が急ピッチで進んでいる。(ホテル・リゾート数は2010年の6100室から2016年の2万1600室へと急増)。
2010年に150万人であった観光客数が、 2016年には550万人に急増し、 6年で約3倍に。
韓国・中国からの直行便が多く、団体観光客による「爆買い」が注目を集めている。
商業施設の建設はまだまだこれから。スーパーマーケット:5店舗(BIG C、 LOTTE MART、CO.OPMART、 METRO、 JOLY MART)、コンビニ: 10店舗(K-MART、 VIN MART)程度。

4. ダナンの地域(行政区分)

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6
  • ハイチャウ区(中心地)
  • タインヘー区(中心地の隣、空港から近い)
  • ソンチャー区(海岸沿い、リゾート)
  • グーハインソン区(海岸沿い、山岳地帯)
  • カムレ区(郊外、南部の入り口)
  • リエンチェウ区(北部の入口、工業団地・製造)
2
  • ホアバン県(ハイテクパーク、 IT関係)
  • ホアンサ県(中国と領有権係争中)
※地図になし、海の上の諸島

ダナンの日系企業(全99社)業種割合

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ダナンの日系企業(全99社)進出エリア

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5. ダナンの工業団地

▪ホアカイン工業団地
▪ホアカム工業団地
▪ダナン工業団地
▪リエンチィェウ工業団地
▪トークワン水産加工団地
▪ダナンハイテクパーク
▪ダナンITパーク2017-05-30_172810
特徴①: IT企業にやさしいハイテクパーク
法人税の優遇は15年間。
特に、初めの4年間が100%免除、
次の9年間が5%の税率、
残りの2年間が10%の税率となる。
特徴②:農林水産業から重工業、繊維工場まで業種は色々
-機械の組み立て
-プラスチックなどの石油からの製品
-パッケージ製造
-建築資材作製, 家装飾
-電子工業、機械の組み立て
-農林、産物 処理
‐繊維加工・製造
-他の産業(プラスチック、化学薬品、化粧用の製品…)など
特徴③:賃料が安い!(場所によっては半額程度)
ホーチミン、ハノイの1 平米あたりの賃料が20ドル~に対し、
ダナンでは10ドル~借りることも可能。

6. ダナンのオフィス賃料

今まで、製造拠点として進出が増加していたが、ホテルやインフラの建設をきっかけに、サービス業の進出も年々増加傾向にある。ベトナムきってのビーチリゾートという事もあり、観光産業、飲食産業、ショッピングモール、建設業にも近年注目が集まっている。そこで、支店設立やダナン進出を考える上で、どうしても気になるのが賃料。 AGSダナン事務所の調査によると、ホーチミン・ハノイに比べ、賃料
が想像以上に安いこと分かった。以下は、日系企業が入っているオフィスビルの賃料の一覧である(内装費などは含まない)

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7. ダナン観光業の発達と人材の確保

ホテルの建設

観光業が盛んなダナンは、近年ホテルやリゾート開発が進んでおり、特に2017年11月にダナンで開催される「APEC首脳会議」に向けて、更なる新規開発に力を入れている。近年では、リゾートホテルに加え、ビジネスホテルなどの出張者向けホテルの開発も進んでおり、今後はオフィスビルの建設も増加していく見込みだ。

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人件費例

観光業の発達だけではなく、大学が近くにあることも後押し材料となり、有能な人材(特に英語・中国語・日本語等の言語力が高い人材)の確保が他の地方エリアに比べ、豊富であると言える。現在、中部地方出身の若者は、ホーチミン・ハノイで大学を卒業し、家族から離れて、そのまま大都市で就職するというケースが多い。家族との時間を大切にするベトナム人にとって、将来的に田舎(例えばダナン)へ帰ることが出来るチャンスのある企業というのは一つのアドバンテージかもしれない。既にダナン市内に住んでいるの学生や休職者の発掘はある程度時間を要する可能性があるが、ジョブフェア等のイベントも多く、求職者を探しやすいホーチミンやハノイで、田舎に帰りたいと考えている人材雇用するのは良い戦略かもしれない。ちなみに、ダナンは大都市に比べ物価が安く、給与水準も多少ではあるが他に比べ低い。以下は、弊社が独自に調査した、給与の参考額である。

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8. ダナン進出・支店設立のメリット

メリット
▪病院、学校、工業団地等の都市開発が増加傾向
▪IT企業の進出を後押しする優遇税政策
▪観光業から派生する産業への期待
▪ベトナム南北の中間拠点としての機能
▪日本食や日本のホテルが多く、親日感が強い
▪賃料・労働力が安い
▪観光業が多く、言語能力の高い人材が豊富
▪空港から中心地へのアクセスが便利
▪人口やGDPの急増と消費性向の変化に期待
▪海が近く、ご飯が美味しい、ビーチでリフレッシュ
こんな企業様に勧め
▪高騰しつつある人権費や賃料を圧縮したい製造業
▪将来性を考えた、不動産業
▪観光業から派生する、サービス業
▪拠点が必要な、人材紹介やコンサル業
▪インフラ開発を中心とした、建設業
▪優遇税を目的とした、 IT製造業
▪その他、飲食、教育、医療、美容、商社、商業施設…
▪海の近くで事業を始めたい、個人事業主様
進出のご相談はAGSまで!


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