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ベトナムの労働環境について

こんちには。AGSビジネスマッチング部の織田です。

皆さんはベトナムのスポーツといえば何を思いうかべますか?

そう、サッカーです。ベトナム国民はサッカーが大好きです。

今週は東南アジアサッカー選手権「AFFスズキカップ2018」の決勝戦が行われています。

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(出所:筆者撮影)

写真はホーチミンのメインストリートでもあるグエンフエ通りですが、ものすごい数のベトナム人が地べたに座ってモニターで観戦しています。

ベトナムチームが勝利した場合、街の至るところで勝利のパレード(国旗を掲げ、ブブゼラを鳴らしながらバイクで疾走する)が始まり、交通網が完全に麻痺します。

ベトナムへ出張する際は、サッカー情報をチェックしてください。

さて、今回はベトナムの労働環境について話していきます。

ベトナムでは来年度の労働法の改正に注目が集まっています。

ベトナムでは通常、勤務時間は8時から17時の8時間(日本時間で10時~19時)となっています。12時から13時はお昼休憩で、1時間しっかり休みをとる傾向にあります。

また、労働賃金が安いといわれるベトナムですが、残業規定については労働者保護の目線となっています。

《現残業規定》

・1日4時間以内、1ヶ月30時間以内、1年200時間以内

・通常日の残業代は賃金(時給換算)の150%、週末は賃金の200%、祝日は賃金の300%

《改正草案》

・1日4時間以内、1年400時間以内

・通常日の残業代は当初1時間は賃金の150%、以降200%

週末の残業代は当初2時間は賃金の200%、以降300%

祝日の残業代は当初2時間は賃金の300%、以降400%

日本でも来年4月より、36協定の改定が行われ、現行では時間外限度基準告示にとどまる上限規制を法律に格上げし、違反した場合には罰則が適用されるようです。

ベトナム側の加重率が気になるところですが、今回の法令が施行されれば、24時間体制や交替制をしいている企業にとっては追い風となるのではないでしょうか。

日越ともに今後の労働法の改定に目が離せません。

余談ですが、2018年の祝日は日本20日に対してベトナム14日となっています。

日本と比べてベトナムは祝日が少ないです(涙)

ベトナム人=勤勉というイメージは祝日の少なさ(よく働く)からきているのでは!?

今回はこれにて失礼いたします。

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