年度目標である8.5~9%は逃したものの、ハノイ市の2016年経済成長率がこの6年間で最も高い8.03%を記録したことを、市の人民委員会委員長代理であるグエン・ヨアン・トアン(Nguyễn Doãn Toản)氏が昨日発表した。
サービス部門では8.1%、建設産業では8.8%、農業部門では2.21%の成長が見られている。この統計は12月5日から数日間にわたって開催された第15回ハノイ人民委員会の第3会期で公表された。
同氏によると、この1年で前例が無いほど多くの企業が新設されたという。外国資本額は昨年と比べておよそ2.6倍に相当する28億USDに達している。また、社会全体における投資額は昨年より10%上増の1,230万USDにも及ぶと推測されている。
既に市内では、環状道路や高速鉄道など、鍵となる交通整備計画が完成し始めているが、2016年の社会経済に関する報告から察するに、それらの過程で多くの欠点が露呈したことも看過できない。
産業成長の速度は衰えさせる要因が多々見受けられるようになってきている。とりわけ早急に対処が要されるのは、工業地帯での汚染問題、伝統的な技術を持つ村々、火事やガス爆発、交通事故の多発などである。
議会では2017年の社会経済成長計画が承認され、地域内総生産(GRDP)が8.5~9%、輸出入収益が4~5%が目標として設定された。この計画は、都市部における家庭用水の日常的な利用についても含んでいる。
これらの目標を達成するためにも、議会では2020年までに117の工業生産工場を公害対策のために都心から移動させる事が論点となった。共産党秘書課政治部のホアン・チュン・ハイ氏は、来年度は行政内の秩序を高め、公務員の役割を強化することで、市民全体の空気も社会的成長を目標に引き締めることを公表している。
4日間の会期中、委員会では防衛問題、2017年度予算、公共投資など15の重要な社会経済政策に関して承認が議論される予定だ。
日付:2016年12月6日 (http://vietnamnews.vn/economy/347442/ha-noi-economic-growth-hits-a-six-year-peak.html#hTHEuFJ4TEuEFdEr.97)