皆様こんにちは。
AGSホーチミン事務所の会計・税務部でインターンをしている川島と申します。
本日はベトナムの整形事情についてお話しできればと思います。
なぜこのようなトピックを選んだのかについて疑問に思われる方も多いと思うのでそちらについて最初にお話します。
ベトナムに実際に行かれた方やこれからという方も一度は耳にしたことがあるのでではないでしょうか?
「ベトナムには美人が多い!!」
(掲載元:https://www.vietnambreakingnews.com/2013/07/police-investigate-storm-of-allegations-surrounding-beauty-pageant/)
賛否両論あると思いますがネット上にはそれに関連した情報が多く散見されます。実際にshareranksと呼ばれる投票形式のランキングサイトの「アジアで最も美女が多い国」というトピックでは2017年7月10日現在、日本やフィリピンを押しのけ堂々1位になっています。
美人が多い主な理由としては個人的見解を含めると
- 食生活ー ベトナム料理の代表的なものとして、フォー(米の麺)やバインミー(ベトナム風サンドイッチ)、生春巻き等を挙げられる方が多いと思いますが、ベトナム料理はどれも概してヘルシーであるため肥満とは無縁の生活を送れそうです。
(画像掲載元:http://www.simplyrecipes.com/recipes/quick_chicken_pho/, https://growlermag.com/mill-free-banh-mi-and-more-at-lus-sandwiches-this-weekend/)
- 美意識ー ホーチミン市内を歩いていると日傘を差している女性やスタイルに自信がないと着こなせない服を着ている女性をよく見かけます。
- よく話すー 非常に主観的ではあるのですがベトナム人女性はおしゃべり好きでよく話すと思います。現在インターンをしている会計・税務部の女性スタッフ(一般的にはそのような部門は堅いイメージが先行して、無口で無愛想?な人が多いと思われがちですが日本の同じような部門でインターンをしたことがある私にとって段違いに賑やかでうれしいです。)や友人を見ているとそのように感じますし、話すことによってストレスが発散され、ストレスが溜まりにくい事も一因であるように思えます。
このようにベトナムが美人を抱え込んでいるのにはそれ相応の理由があるわけなのですが、先日友人との会話の最中にふとしたことからベトナム人女性の美についての話になったところ、かなりショッキングなことを聞いてしまいました。
「ベトナムの子は、たくさん整形してるよ。最近は鼻を高くするのがブームかな。私もしようか考えてる。」といったことを何の抵抗感もなく話したかと思うと近くに座っていた女性を見ながらさらに続けて「あの子鼻いじってる。すぐわかる。」と言っていました。
最後に最も印象に残っている言葉は「ベトナムの子は年を経るにつれどんどんきれいになる!!」でした。(*フィクションではありません。実話です。)
また現在滞在しているホテルの掃除担当の女性(推定50歳?)はすでに鼻の施術をしたとのことでした。
前置きが長くなりましたが、このような経緯がありベトナムの整形事情に興味を持った次第です。
ベトナムと日本の整形に対する考え方の違い
ベトナムの整形ブームは1990年代の初期の頃から始まったとされています。これは、ファッションや生活様式が西洋化するようになり中間層の増加も相まって需要が増加したとされています。
ベトナムと聞くと物価が安いと連想する方が多いと思いますが、整形費用もその例外でなく非常に安価で施術を受けることが出来ます。
例えば、特徴的なCMで有名な湘南美容外科クリニックのベトナム院ではベトナムの整形市場の相場に合わせるため日本のサービスと比較すると約27万円の目の切開施術サービスが約7万6千円で受けられるようです。
このように整形を低価格で受けられることから近年もその市場は成長しています。さらにDI-Marketingが2016年に行った市場調査では、ベトナム人女性の3分の1は整形に対して嫌悪感がなく、ホーチミン市では4分の1が今後経済的な余裕があれば行うと答えており、上述の美意識へ高い関心の中で整形は美を高める一手段として用いられることがわかります。
VietNamNet Online Newspaperによるとホーチミンやハノイ、それら周辺の都市部において20歳から45歳の女性の間で整形手術が盛んであるとの記述がありました。特にホーチミン市内のみで年間約1万件の豊胸手術に加え、1万5千件の鼻の施術が公式的に行われています。
これは2016年に日本で行われた鼻形成術の23,407件(国際美容外科学会調べ)と比較すると非常に多く、また資格のない医者が行う施術件数を含めるとこの件数はさらに増加するため、ベトナムにおける整形市場は非常に活気付いていると推察できます。
では、次に日本の状況を考察します。
日本で整形と聞くとネガティブなイメージが先行されがちかもしれません。実際のところどのようになっているのでしょうか。国際美容外科学会(ISAPS)によると2016年に施術された美容整形外科手術の件数ではアメリカ、ブラジルに続いて日本は3位で約110万件となっています。
約110万件の内訳は手術なしの施術件数が約82%で、脱毛やアンチエイジングといった処置の件数が多くなっており、ベトナムで流行しているメスを使用する施術には抵抗があると読み取れます。
まとめ・感想
今回は「ベトナムの整形事情」という形でお話させていただきましたが、どうでしたでしょうか。整形に対して嫌悪感を抱くベトナム人が少ないことは日本人にはあまりなじみのないものであったかもしれません。私個人としては、メスを入れる整形は好きではないので日本のようなメスを入れない方法で女性がきれいになってほしいと思います。今回はこのへんで失礼させていただきます。
参照元:
What Asian Country Has The Most Beautiful Women?
http://shareranks.com/4004,What-Asian-Country-Has-The-Most-Beautiful-Women
Vietnam Cosmetic Surgery
http://www.healthholidayplan.com/vietnam-cosmetic-surgery/
日本は世界3位の“整形大国”だった「10代で初めての施術」が2割超
http://wotopi.jp/archives/38311
Cosmetic surgeries boom in big cities in Vietnam http://english.vietnamnet.vn/fms/art-entertainment/149213/cosmetic-surgeries-boom-in-big-cities-in-vietnam.html
湘南美容外科ベトナム院
http://www.s-b-c.net/clinic/vietnam/lp.html
国際美容外科学会(ISAPS)
https://www.isaps.org/news/isaps-global-statistics
DI MARKETING ONLINE MARKET RESEARCH IN ASIA
http://dreamincubator.asia/service/the-rise-of-the-artificial-beauty-in-vietnam/