計画投資省は首相にオフィシャルレターを送り、中央銀行に対してシンガポールのUnited Overseas Bank (UOB)がベトナムで外国資本100%の銀行を設立するライセンスの発行を要求した。
計画投資省によると、2008年から、シンガポールのUnited Overseas Bank(UOB)は外国銀行支店の形式から外国資本100%の銀行の形式へと変更の申請をおこなった。2011年、中央銀行はUOBの書類を確認したが、いまだに回答していない状況だという。
現在、シンガポールはベトナムで第3位の外国投資パートナーである。両国の貿易および投資をスムーズにするため、2015年4月、UOBおよび外国投資局は協力契約を締結した。そのことによって、UOBの顧客はホーチミン、ハノイ、ダナン、フークォク、カントー、ハイフォンなどの大きな都市へ投資する際、様々な補助を受けられるという。
シンガポールは大きなパートナーであるが、ベトナムで外国資本100%の銀行設立のライセンスが発行されないことに対して、ベトナムへの投資額がシンガポールより小さい他の国ではそのライセンスが発行されているという、矛盾している状況を計画投資省はオフィシャルレターに記載した。
UOBは1935年から設立され、アジア・太平洋、西ヨーロッパ、北アメリカの19カ国・地域に500駐在事務所のネットワークあり、2015年3月31日までの総財産は約3.136億シンガポールドルである。ベトナムでは、UOBはホーチミン市に支店あり、Phuong Nam商業銀行(SouthernBank)の資本15%を保有する株主である。
(kinhdoanh.vnexpress.net2015年6月1 日)