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社会:ホーチミン市が環境汚染を行う工場の移転を推進


ホーチミン市当局は生活環境を改善するため、環境汚染をする工場を都心部から移動させ、運河を保護する取り組みを加速させている。現状、運河は大部分が清浄化されている。

最近では地方人民委員会(Deputy Chairman of the municipal People’s Committee)の副議長であるタット・タイン・カン氏(Tat Thanh Cang)が、環境天然資源省(the Department of Natural Resources and Environment)に対し、8,9区のトゥドゥク(Thu Duc)、タンフー(Tan Phu)、ビンタイン( Binh Thanh)において工場による汚染に対する監視を、警察と地方自治体と協力して取り組むよう要請した。

ホーチミン市は、著しく環境を汚染する6つの企業を移転させることを決断しており、これは数年間かけて達成しようと取り組んできたことだ。

ベトナムの経済新聞であるベトナム経済時報(Thoi bao Kinh te Viet Nam)は、「移転が数年も長引いたのは当局の決断力不足が招いたことだ。」という、環境天然資源省長官のダオ・アン・キエット氏(Dao Anh Kiet)の発言を引用している。

最近の会議を経てカン氏は、汚染工場の移転に関する、すべての課題を解決した。

同省によると、移転させる必要のある汚染工場は他に700箇所ほど存在する。

計画では、すでに廃棄物処理施設がある工業区画に、すべての汚染工場を移転させる。

数年もの時間と莫大な費用をかけた後には、市の運河のほとんどが清浄化され、水路観光ルートとしてすら運用されている。

しかし現状ではまだ、運河沿いに暮らす人々はゴミを運河に捨て続けており、多くの工場が未処理水を垂れ流しにしている。

地方当局は水路のパトロールを強化しており、住民に対しても環境保護についての教育を行っている。

さらに、ニューロック-ティグアン運河(the Nhieu Loc – Thi Nghe Canal)における公衆衛生計画の第二段階として、2区のタイン・ミー・ロイ区画(Thanh My Loi ward)に、毎日40万立方メートルの処理能力を持つ排水処理施設を30万ドルで設置予定である。

同市はまた、企業に対して排水処理への投資を奨励しており、特に5000万ドルのタイサイゴン排水処理施設や、2億7000万ドルの廃棄物収集所の計画などがある。


http://en.vietnamplus.vn/hcm-city-moves-polluting-factories/81818.vnp (150918)

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