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ビジネス:FTAにより加速する競争


透明性のある好ましい企業環境を作り出すという政府の重要な仕事に加えて、現地企業は、より創造的且つ活発にグローバル化による経済統合のために準備をしなければならない。


近日、ホーチミン市で開かれた企業競争と自由貿易合意に関する会議において、経済管理中央研究所副所長のボ・トリ・タン博士は、ベトナムにおける大抵の中小企業は広大なグローバル化による経済統合を想定して来なかったと述べた。しかしながら、ベトナムの多くの外国資本企業は、年末に有効となるアセアン経済共同体(AEC)への戦略的準備を行ってきた。


「経済統合のメリットは企業の実際の能力の把握や成功と失敗を発見できるところにある。特別な優先権や保護下に置かれる企業は存在しなくなるだろう。私たちのアドバンテージ産業は農業、紡績繊維、靴、家具などである。」とタン博士は述べる。


物流業界は将来の潜在的可能性に満ちている。例えば、最近のハイホン市では、何千もの企業が設立されている。サービス業界も将来性があり、例えばサムスンの工場だけでさえ二千人の警備員を必要としている。


アメリカとベトナムが1995年に外交関係を結んだ当時、多くの人々はアメリカがベトナムの主要な輸出先の市場になるはずがないと思っていたが、一年後にはそうなっていた。そして、15年経った頃にはアメリカへの輸出は30倍になった。「ベトナムの輸出はアメリカの輸入のたった1%を占めているにすぎないので、まだベトナム企業が食い入る隙間は沢山ある」と同氏は述べた。


現地企業は生き抜くために適応し、慎重に戦略を練らなければならない。来るTPPに向けて、交渉参加国は交渉内容について詳細を明らかにしようとしないので現地企業はFTAの情報収集を活発に行わなければならない。


経済専門家であるブイ・ヴァンはいくつかの国の政府に交渉内容についての情報を求めたが、それらの国々は既に交渉内容の詳細を開示しないことを約束しており、開示を断られたと述べた。「しかしながら、TPPを主導するアメリカの考えによれば、企業はコンサルティング組織のアシストによってTPPについて推測する権利がある」と同氏は述べた。


ベトナムは15の交渉と締結に参加したが、多くの企業は14の合意についてしか知らない。また、ほとんどの企業は、現在交渉中であるアセアンと香港との間のFTAについてまだしっかりと把握していない。

ベトナム経済同友会の会長である、ダン・ダック・タンは、ベトナムで成功した30社について研究した結果、それらの企業は市場分析を慎重に行って良い企業戦略を立てており、また、銀行借り入れではなく、株式による資金調達を行っていることを指摘した。


http://en.vietnamplus.vn/enterprises-urged-to-get-creative/82190.vnp (150928)

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