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中国、ベトナム最大のパートナーか

今月、中国への輸出促進をテーマとしたセミナーがVietrade(ベトナム貿易振興庁)と商工省の共同のもとハノイで開催された。

ベトナム企業は中国市場の現状や税関手続きなどに関して疎いため、より深く理解をする必要があると有識者たちは強調した。

「同セミナーは中国の情報をベトナム企業にただ提供するだけではなく、それを活かして国内のビジネスを円滑にさせる手助けの役割もあるのだ」とVietradeの次局長ド・キム・ラン(Đỗ Kim Lang)は同セミナーで発言した。

中国はベトナムにとって最も大きな輸出市場で、タピオカや米、ゴム、果物、茶葉、海産物の多くをベトナムから輸入している。

しかし、大きな輸出先でありながら、ベトナム企業は中国の関税手続きや検閲、商習慣に対して疎く、長らく中国市場に進出できずにいるという。

Vietradeはベトナム企業に対して適切なチャネルを利用するように働きかけており、それと同時に国際基準の契約締結や商習慣を意識するよう呼びかけている。

2015年の関税総局の発表によれば、両国間における総輸出入額は666億ドルにも及び、前年度を13.4%上回ったと発表している。そのうち、ベトナムから中国への輸出金額は171億ドルと14.8%の増加傾向にある。しかし、中国からの輸入金額はこれらを大きく上回り、昨年度の13.3%増の495億ドルと、その大部分を占めている。

中国とASEAN域内との輸出入関係を俯瞰してみると、その他ASEANから中国へ流れる貿易金額は著しい下降傾向にあるというが、ベトナムから中国へ流動する金額の変化はがさほど見受けられないという。

2016年7月時点では、ベトナムはASEAN域内で最大の中国のパートナーであり、その規模は522.6億ドルにも及ぶため、この関係を維持するためにもベトナム側の姿勢が見直される必要がある。

日付:2016年11月11日 (http://vietnamnews.vn/economy/345986/businesses-learn-about-china.html#GLJtEUOFxyHwSAgx.97)

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