ホーチミン市‐南部の経済中枢は現在、交通インフラ整備を急激に推し進めている。5年以内には、700kmに及ぶ高速道路の建設が完了する見込みだ。
2020年までの内陸高速道路の開発を目的とした国家の建設計画によると、タイニン(Tây Ninh)、ビンフック(Bình Phước)、ビンズオン(Bình Dương)、ドンナイ(Đồng Nai)、バリア(Bà Rịa)、ブンタウ(Vũng Tàu)、ロンアン(Long An)、ティンザン(Tiền Giang)の8つのホーチミン市周辺の省を含む南部の経済中枢地帯には、4つの新しい道路が建設される予定だ。
ビエンホア(Biên Hòa)-フーミー(Phú Mỹ)間の道路は、76kmに渡ってドンナイ省とブンタウ省を繋ぐ。ホーチミン市からビンズオン省のトゥーヤウモット(Thủ Dầu Một)、ビンフック省の チョンタン(Chơn Thành)にかけては69kmの道が通る。また、ホーチミン市とタイニン省モックバイ(Mộc Bài)を繋ぐ道路も建設される。最後の1つは最も長い高速道路であり、ドンナイ省ヤウザイ(Dầu Giây)からリエンクオン(Liên Khương)を通り、ラムドン省ダラット(Đà Lạt)までおよそ208kmを結ぶ予定だ。
ホーチミン市における環状高速道路も、この計画の中に含まれており、第3環状線、第4環状線はそれぞれ89km、198kmにも及ぶ。
政府による1つの推計では、この5年間で南部経済の中枢地帯における交通インフラを開発するためには、139億USD(313兆VND)が必要になると考えられている。
しかし交通運輸省では、未だにメコンデルタ地域など南東部と南部経済中枢を結ぶ道路整備に投資をしている途中である、と交通運輸副大臣のグエン・ゴック・ドン(Nguyễn Ngọc Đông)氏は話す。ホーチミン市-チュンロン(Trung Lương)とホーチミン市-ロンタン(Long Thành)-ヤウザイ、そしてベンルック(Bến Lức)-ロンタンの交通運輸相が手掛ける3つの主要な高速道路は、2017年に完成予定である。
ホーチミン市-チュンロン間の高速道路は2012年2月から利用を開始しているが、ホーチミン市とメコンデルタ地域を結ぶ重要な道路であると考えられている。
ホーチミン市とロンアン省、ティンザン省の3つの地域を通る高速道路は、南部の大都市からティンザンまでにかかる移動時間を90分から30分へと、3分の2にまで削減する。
昨年2月に公式に開通したホーチミン市-ロンタン-ヤウザイ高速道路は最も新しく、これもまた近隣地域への移動時間を劇的に短縮した。かつて1時間かかっていたホーチミン市からロンタンまでの道程は、55kmの高速道路によって20分程度で行くことが出来る。また、ヤウザイまでに必要だった3時間の移動時間も、現在は1時間になっているのだ。
日付： 2016年12月28日 (http://vietnamnews.vn/society/348798/southern-hub-in-rush-for-development.html#2vRdrC3FmtHZ6HJ0.97)
