薬不足を解決するため、ホーチミン市内32の公立病院が昨年初めて、薬の競売に独自に参加を開始した。
残る27の病院は専門家機関を持たないため、実行を見送った。これらの病院は、競売に参加した32の病院の結果を受けて、製薬会社と契約を結ぶ予定だ。
保健局副長であるファム・カン・フォン・ラン(Phạm Khánh Phong Lan)氏の記者会見によると、多くの機関が競売に参加したことで確かに費用は抑えられたものの、病院と製薬会社との巨大な市場において、この措置は必要なかったとも考えられている。
集中的な競売によって勝つ企業は一部であり、その結果として薬の開発に支障をきたす企業も出てくる、とラン氏は懸念する。
独自の競り落としに出た病院には多くの薬の選択肢がある、と彼女は続ける。病院が独自の競売で支払うことの出来る価格と、市の人民委員会が定めている基準とは、僅か5%の差までしか認められないことに定められている。
最初の競売の結果は、上四半期にも定まると予測される。保健局薬剤管理部の部長であるドー・バン・ユン氏によると、今年は最終的に163もの製品が落とされ、取引量の価格は9兆5,000億VND(4億1,670万米ドル)近くにも上ったという。これは昨年と比較して4,000億VND近くもの増加を示す。
競売の結果を待つ間に、病院は昨年の競売で勝った製薬会社と延長契約を結ぶことが認められている。
保健局は、各病院における薬の競売リストを提供するように呼び掛けている。適切な処理方針や財務状況、ベトナム製の薬の保護措置などを確定するためである。
市内では、病院で使われている薬の内ベトナム製品が占める割合は、平均して48%となっている。草の根レベルの医療設備においては、60%と高い割合を占める。
日付: 2017年1月4日 (http://vietnamnews.vn/society/348842/city-hospitals-conduct-first-medicine-bids.html#jFVcI14LwjVi3OEJ.97)