ミャンマーは世界の中でも国際社会、経済、政治、社会の発展から取り残された数少ないの国の一つであるが、2011年の民政移管以降、そして今年の8月にANAホールディングがミャンマーの航空会社アジアン・ウィングス・エアウェイズに49％出資したことで、最新進出先として注目されている。
(株)レコフにより、2013年の8月までに日本企業の東南アジアにおけるM&A取引は63件数であり、取引額はおよそ7400億円に達し、2012年同期と比べ件数は400％、取引額は13倍増加した。中国への投資を縮小する一方、東南アジアへの投資を拡大する傾向は継続している。アジアでの製造拠点を構築し進みながら、上昇しつつある中間所得層に動かされる巨大消費市場にも近づくことを中心している。
ここ数年、三菱東京UFJ銀行がアユタヤ銀行におよそ5600億円を投資、明治安田生命がタイ生命保険に700億円を投資、NTTがタイのデータセンターを購入、シダックスはベトナムの第3食品会社を買収した取引は数少ないの例を挙げる最も注目を集めたディールである。
国毎の取引件数に基づき、タイは日本からの多くの投資を呼び込んで2013年は18件数で昨年と比べ6倍増加した。ミャンマーでは2件数があり、その中はANAホールディングがミャンマーの航空会社アジアン・ウィングス・エアウェイズに投資した案件である。
活気のある東南アジア市場と逆に、同期の中国への投資は40％近くで19件数に低下した。対中投資が減少した原因については、世界的な景気減速、中国の景気減速及び労働市場の問題を背景とする投資のASEANなどへのシフト、といった指摘がある。中国、インドやタイを次ぎ、ベトナム、インドネシア、タイやブラジルは潜在的な投資・進出先としてみられている。
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