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【ブログ】ベトナムの交通事情:バイク社会の謎に迫る

皆さま初めまして、AGSビジネスマッチング部門でインターンをしております、柿内と申します。
 私は3/2~3/25の期間、主に市場調査・ブログ作成・ニュース翻訳を業務として働くこととなっています。これから週に1回の頻度でブログを作成していきます。皆様に有益となるようなブログを書きたいと思っております。よろしくお願い致します。


本日のトピックはベトナムの交通事情についてです。日本人がベトナムに来てまずビックリするであろうことは、「バイクの多さ」でしょう。日本では移動のための乗り物と言えば車であり、現代では車を持たない家庭のほうが珍しいほどになっています。バイクと言えば、大学生が通学のために使用したり家族が少し出かける程度のものだと思います。実際、私の周りでもバイクを持つ家庭というのは少なく、持っていても大学生が用いるため、ということが多いです。

ベトナムはバイク社会であり、1日中、道路をバイクが走っています。日中にバイクが走っていることは想像できると思いますが、早朝や深夜にもバイクが列をなして走っています。よく、あの数で事故を起こさないなと感心してしますほどです。

周辺国のラオスやタイ・カンボジアなどでこの話題が出ることは少なく、どうやら東南アジアでもベトナム独特の文化のようです。

なぜ、ベトナムではこのような文化が存在するのでしょうか?

本題に入る前に、ここで一度交通手段について整理してみましょう。世界中で普段の通勤や通学に使われるものは、電車・バイク・自動車・バスでしょう。この中でベトナムで普及していないものは、電車です。ベトナムでは現在、南北鉄道と呼ばれる鉄道がありますが、都市内では鉄道が使われておりません(ホーチミン市内で地下鉄1号線の工事は行われています)。これが一つ目の原因です。
 一般道路なら自動車があるじゃないかとなります。しかし、ベトナム人にとって自動車はそう簡単に所有できるものではないのです。下記に主な理由を述べてあるサイトがあるので確認していただきたいです。

「一体なぜ自動車がいつまで経っても普及しないのか。その答えは単純明白だ。「高すぎる」のだ。ベトナムでは自動車の輸入に関税がかかる上、政府が莫大な手数料を上乗せしている。この理由はいくつかあるが、まずは自動車が増えることによって渋滞が悪化するからだ。政府は自動車の所持を奨励する一方、渋滞事情、排気ガスによる環境汚染問題を鑑みて、自動車の普及率を裏で操作している。日本で買えば新車でも150万円程度のカローラが、ベトナムでは400万円以上もするのはそういったところが主な理由だ。」(参照:exciteニュース)

バスはどうでしょうか。日本では、定時で来るので安心ですが、東南アジアでは来ない時があります。こちらも、下記のサイトの記事を確認していただきたいです。

「バスはいまだ庶民の重要な足だが、通勤ラッシュの時間帯になるとなかなか時間通りに来ない(というよりも時刻表自体がないのだが)。」(参照:exciteニュース)

私の経験も述べさせてもらうと、以前ラオスからタイにバスで国境を渡る際に、予定より2時間早くバスがバス停に到着し乗り遅れたことがあります。時間に対する考え方の違いでしょうか。


これまでの内容をまとめるとベトナムがバイク社会である理由は
1. 電車があまり普及していない
2. 自動車がベトナム人にとって高級で手が届きづらい
3. バスが定時通りに来ないことがある

ということが考えられます。

 急成長しているベトナムでは、今後電車が普及する可能性は十分にあると思います。そうなると、今後このバイク社会の文化は変化し、なくなるかもしれません。



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