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【ブログ】韓国資本、ベトナム映画産業を牛耳る?

映画館
みなさんこんにちは。

AGSホーチミン事務所の閑野です。

皆さんは休日をどのように過ごされていますか?

ここベトナムでは日本と比べて娯楽が非常に少ないため、休日の過ごし方はある程度パターン化されてきます。

定番どころで言えば、カフェで読書をしたり、近隣の外国へ旅行をしたり、友人とゴルフをするながありますが、その中でも特に人気が高いのが「映画鑑賞」です

ベトナムの映画は概ね6~8万ドン(300~400円程度)と非常にリーズナブル。

しかも、大半のベトナム映画は英語字幕がついているため、外国人でも十分に楽しむことができます。かく言う私も月に2回は映画館に足を運んでいます。

映画業界における韓国のプレゼンス

しかし、非常に残念な事にベトナムにおける日本映画の知名度は(日本におけるベトナム映画も同じですが)ほぼ無いに等しい状況にあります。

JETROによる、ここ数年の撮影国別の映画の統計調査では、

①ハリウッド60% ②韓国15% ③ベトナム10% ④中国10% ⑤日本 記載なし

といった割合で映画が配給されていることが公表されています。

ここで特筆すべきは日本と韓国の配給割合です。

日本映画が全くといっていいほど上映をされていない一方で、韓国映画はハリウッドに次いで2番目に多く配給されています。

たびたび、日本のエンタメ産業(アニメを除く)は世界では認知度が低いといった話を伺いますが、この数字はまさにこれを如実に表しているように感じます。

また、韓国映画の影響力の強さは配給数だけではなく、興行収入の面でも大きく日本を引き離しています。

昨年、ベトナムでは韓国映画「あやしい彼女」のリメイク版が上映されました。

なんとこの映画、同時期に上映された「スターウォーズ」を打ち破り、歴代ベトナム映画の興行収入ランキングで1位を獲得したそうです。

全世界で興行収入1位を記録したビッグタイトルがベトナムでは通用しなかったため、ハリウッド関係者はこの現象に首をかしげたと映画雑誌では語られていました。

シネコンと韓国資本

韓国の影響力が強いのは何も映画だけではありません。

実は、ベトナムの大半のシネコンはベトナム資本ではなく、韓国資本によって運営されているのです。

ベトナム全国のシネコンの数を調べてみると、

1位 CGV(韓国資本)      34館

2位 ロッテシネマ(韓国資本)  26館

3位 BHD(現地資本)      6館

となってり、その差は歴然です。韓国資本2社のスクリーン数の合計は、国内の約70%も占めているというから驚きです。

しかも、近年はCGVが映画配給業にも進出をしており、2015年上半期のなんと70%の映画を配給したといいます。

配給された映画はユニバーサル、パラマウント、ディズニーなどのハリウッドメジャーの映画を中心に独占契約を行っているため、シネコンを含める映画産業ではもはや右に出るものはいません。

まとめ

ベトナムの映画業界における韓国資本についてお話して来ましたが、まだ日本にも勝機があると私は考えています。

ベトナムの映画業界では、国内のシネコン産業はまだまだ未成熟だという認識があるようです。

一人当たりの年間シネコン利用回数を調べてみると、日本が1.3本、韓国が3本、アメリカは4.5本、そしてベトナムが0.3本だといわれています。しかし、この数字はベトナムの全国民をもとに算出された数字ですので、当然シネコンの無い地方も含まれています。

今後は経済発展に伴い多くの地方都市にもシネコンが建設されることが期待されます。

映画文化がベトナム全体に浸透する前に、日本も韓国のように映画産業を世界に輸出する努力をすれば、今よりは認知度も向上するのではないでしょうか。

それでは本日は以上になります。            ヘンガップライ。

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