ベトナムネットブリッジ(VietNamNetBridge)-ハノイ市の人口家庭計画局は、毎年市の人口が約20万人ずつ増加しており、大都市の人口と同規模に到達してきたと発表した。新しく増加した人口のうち、約12万人は新生児でその他は移民である。
局長のター・クアン・フイ氏( Mr. Ta Quang Huy)は、人口の増加が首都における将来の社会的・経済的発展の難題に歯止めをかけたという。
ハノイの人口はベトナムで2番目に大きく、その大きさはホーチミン市に次ぐものである。とりわけ、出生時における男女差は拡大しており、第三児を持つ家庭の数は増加中である。市における妊娠可能年齢に突入する女性の数は妊娠可能年齢を過ぎた女性の数の2倍となっている。ハノイ市への移民の数の大きさも深刻な問題となっている。
フイ氏によると、第三児を持つ夫婦の数の増加に関して、現在の法律がこのことに関して制裁を行っていないことが原因であるという。2012年から2014年にかけて1000人の政府職員とハノイの共産党員が人口と家庭計画に関する法律を破ったことで懲戒された。
ハノイ市では特に私営のクリニックにおいて、胎児の性別特定サービスを提供するためにクリニックを検査・監督することに多くの困難を要しているが、現在ベトナムではそれらのサービスを提供することが禁止されている、とフイ氏は言う。
2013年にハノイ市における医療局の検査人らが、胎児の性別を開示することに対してハ・ドン(Ha Dong)地区の私営クリニックに4000万ドン(2000ドル)の罰金を課した。2014には、市が同様の違反でクリニックのライセンスを取り消している。今年は1人の医者が違反で罰金を受けている。
ハノイ市の医療局の代表は、100%の母親が出生前に赤ちゃんの性別を認識していると認めている。