近年、木材に関する取引が中国からベトナムへとシフトしている傾向にあり、ベトナムの木材業界は成長率30%と、急激な成長をとげている。
6月8日、ホーチミン市手芸·木材協会(HAWA: handicraft and wood industry association Vietnam)の会議において、副会長であるHuynh Van Hanh氏は近年の木材業界について説明した。同氏によると、アメリカやヨーロッパ、日本における不動産事業が好景気を迎えているため、同業界も大きく躍進しているという。また、木材業界と密接な関係にある機械や設備、塗装業界なども大きな成長が期待できるという。
2016年5月の木材輸出金額は26.8億ドルであり、昨年の同時期と比べて2.0%上昇していることになる。
市場が中国からベトナムへシフトする大きな理由として、労働賃金と関税の低さが挙げられる。近年、ベトナム政府は国内の企業を育成する事に主眼を置いているため、その政策が功を奏したといえる。今後も、外資企業にとってベトナムは魅力的な市場であり続けるだろう。
日付: 2016年6 月10 日 (http://tuoitre.vn/tin/kinh-te/20160609/nhieu-don-hang-go-dich-chuyen-tu-trung-quoc-sang-vn/1115122.html)