2019年5月9日、政府は公務員の最低賃金の増加に関する政令No.38/2019/ND-CPを発行しました。同政令によると、2019年7月1日より、公務員の最低賃金が現行の1,390,000 VND/月から1,490,000 VND/月に約7%引き上げられることとなります。
社会保険法に基づき、社会保険料の算定基礎上限額は公務員の最低賃金の20倍となるため(社会保険法58/2014/QH13 第 89 条 3 項、健康保険法 25/2008/QH12 第 14 条 5 項)、この影響により、2019年7月1日から社会保険料の算定基礎上限額が27,800,000 VND (1,390,000 VND x 20) から 29,800,000 VND (1,490,000 VND x 20)に変更されることとなります。社会保険料の算定基礎が現行の上限額を超える場合、2019年7月より社会保険料の計算結果が変わってくるため、給与・社会保険料を計算する際に注意が必要となります。
また、出産した女性労働者は新生児 1 名につき基本給与の 2 ヶ月分の一時金を受給することができます(社会保険法 58/2014/QH13 第 38 条)が、この一時金の額が、2,780,000VNDから2,980,000VNDに増加します。
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