NDĐT一般統計局の予測によると、ベトナムは2011年以降、「人口高齢化」期に入っており、世界で最も高齢化の速度が速い国の1つとなっております。 2017年には、高齢者人口数が全人口の11.9%を占め、9人に1人は60歳以上になると予測されております。一般統計局のデータによると、2038年までに60歳以上の高齢者人口は2,100万人を超え、総人口の約20%を占め、さらに2050年には、高齢者人口は2,700万人を超え、総人口の25%を占めると予測されております。
ベトナム高齢者協会ダン・フゥ・ダック副会長によると、社会生活の面における高齢者の権利問題は、ベトナムで非常に注目されている。2010年7月1日から施行された高齢者に関する法律は、ベトナムの政策を包括的に制度化し、高齢者の社会活動への参加を保証している。同法律では、高齢者の社会的役割を活かすと共に、高齢者のケアに対し、個人や社会組織の関心を推奨するものである。これは、高齢者に関する国連の政策「2002年の国際行動計画と政府宣言の施行」に関するベトナム政府の公約を具体化したものである。
しかし、ベトナムでの高齢者ケアは多くの課題に直面している。特に最大の問題は、ベトナムの高齢化速度がアジアで最も速いということである。ベトナムは17~20年の期間で高齢化から高齢化人口に到達する為、フランス(115年)、アメリカ(69年)、日本や中国(26年)などの他国に比べてもかなり早い速度である。これは高齢者対策を練る上での大きな課題である。
現在の高齢化人口(1190万人)の中には、老後の貯蓄がなく困難な生活を過ごしている人が少なくない。特に、高齢者は職業訓練の機会に恵まれていない為、融資を受けることが難しいという問題もある。
ベトナムUNFPAの直美北原代表長によると、高齢者率は2038年に現在の2倍の人口に達すると予測されている。その為、ベトナムは高齢化対策に関する新しいモデルを打ち出す必要に迫られている。
日付:2019年9月30日https://www.nhandan.com.vn/nation_news/item/41734202-den-nam-2038-nguoi-cao-tuoi-chiem-20-dan-so-viet-nam.html
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