ベトナムの果物の28.6%は中国に輸出しており、ベトナムにとって、中国市場は果物輸出の最も大きな市場である。
税関総局によると、初年9ヶ月のベトナムの果物輸出額は既に2013年の年間11億ドルを超えて、11.6億ドルに達し、同期比45.2%増加した。
中国はベトナムの果物の最大輸入国である。ベトナムから中国への輸出額は3.214億ドルに達し、同期比37.7%増加し、果物輸出総額の1/3を占めている。それに次ぐの日本であり、輸出額は5,620万ドルに達し、同期比20.8%増加した。韓国は第3位で輸出額は4,368万ドルに達し、97%と一番高い伸び率である。他にはアメリカ、ロシア、タイなどへの輸出が伸びている。
現在、ベトナムの果物輸出品は主にマンゴ、ライチ、バナナ、ドラゴンフルーツなどである。今後、台湾、日本、アメリカ、オーストリアに向けて輸出を促進していく。
農業農村開発省によると、日本、韓国、ロシア、アメリカなどでは品質基準が厳しく、ベトナムの多くの果物・野菜輸出業者は困難に直面している。なぜなら、ベトナムの果物・野菜の生産農家の大半は小規模で、生産地域内で連携できておらず、品質も不均一で、新市場に参入することが容易ではないからである。
(kinhdoanh.vnexpress.net 2014年10月20日)