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ベトナム国家財政監査委員会の最新報告書によると原油価格の下落は2015年の消費者物価指数(CPI)を1.1%引き下げる

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 ベトナム国家財政監査委員会の最新報告書によると、全国の消費者物価指数(CPI)は引き続き下落傾向にある。。インフレ率(食品の価格、生活用品の価格、および、公共サービスの価格を除く)は4ヶ月間3%前後で推移した後、、2.6%に下落した。加えて、原油価格は以前低い水準にあり、原料・燃料の価格を引き下げ、他の商品価格にもプラスの影響を与えている。

 上記の報告書によると、他の要因が変化しないと仮定した場合、2015年は原油価格の下落により、2014年と比べて平均CPIが約1.1%引き下げられ、インフレ率が約3%になると国家財政監査委員会は予測している。

 国家財政監査委員会によると、このインフレ率の元では、商品価格が下落しても経済や市場に大きな影響を与えないため、政府や関連機関は価格を調整するチャンスである。加えて、ガソリンや石油の価格の下落は物流コストを引き下げるチャンスでもある。

 2015年1月の鉱工業生産指数は昨年と比べて17.5%増加し、それ以降も国内経済状況は増加基調と予測している。購買担当者景気指数(PMI)はここ8ヶ月で最も高く、生産条件は拡大を続けている。消費量も大きく増加し、ビジネスや投資に対する信頼度も増している。

 国家財政監査委員会は2015年第1四半期の成長率は5.4%で、2014年同期より増加すると予測している。この傾向は翌四半期以降も継続し、2015年の成長率は目標の6.2%を達成する可能があるとしている。

(kinhdoanh.vnexpress.net 2015年2 月3日)

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