ベトナム労働・傷病兵・社会省 海外労働局(Ministry of Labour, Invalids and Social Affairs’ Overseas Labour Management Department (OLMD))の統計によると昨年度の数字を超えて、8.21%上昇の8万人近くのベトナム人労働者が今年の1月から8月の間で労働のために海外に渡航した。
この数字によって、ベトナムは今年度の目標の内、83.98%を達成した。ベトナムは今年度9万人の労働者を海外に派遣することを計画していた。
企業の統計によると、8月だけでも海外就労者が11255人を記録し、そのうち女性は3590人であった。
今年度の8ヶ月間でベトナム労働者の最大のマーケットは台湾(6455人)であり、次いで日本(2222人)、韓国(1038人)、マレーシア(809人)、サウジアラビア(172人)、マカオ(45人)となっており、残りはその他の地域となっている。
過去2、3年にわたって、台湾はベトナム人労働者を受け入れる最大のマーケットとして存在し続けた。台湾は近年、漁師と老人や患者を看護する看護師の2つの職業に対して、ベトナム人労働者を受け入れる門戸を再び開いた。
8月にはベトナム海外労働局は家族向けの看護師を供給できる47の企業と、台湾で就労を希望する漁師を供給できる14の企業を選定した。
ベトナム海外労働局によると、台湾に労働者を派遣している企業は労働者に対して十分な訓練をする必要があり、海外に労働者を派遣するときに労働者は過料を受けるべきではない、という。
8月には、ベトナム労働・傷病兵・社会省はタイとマレーシアの2つのマーケットに労働者を派遣する法的手続きを完成するべく、ベトナム人労働者の選定と雇用に関する覚書に署名した。