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経済:ベトナム財務省が特別消費税の増税を提案


ベトナム財務省は、国産品と輸入品の公平な競争を保証するために、輸入品に対する特別消費税を増税する提案をした。

現在の規則では、輸入品に対する特別消費税は、それらの原価・保険料・輸送費・輸入関税も考慮したうえで算出されている。

しかしながら財務相によると、国際規則により自動車や冷房装置にかかる輸入関税は0近くにまで抑えられている。現状での輸入品に対する特別消費税では国産品と輸入品間での公平な競争が保証されていない。移転価格のための節税という利益を得ることは、輸入国の立場を弱めることになり、それにより国家予算は損失を被り、国産品の競争力も弱まっている。

このような現状から、輸入業者に国内販売手数料を追加する規則が提案されている。国内販売手数料は包装・経営・広告・展示・輸送・課税対象者の保証契約金(the warranty plus interest)などのサービスに払う手数料を基に算出されるだろう。

しかし、輸入品に対する特別消費税は現状から15%程度増加することから、新算出方法に対して幾つかの企業は強く反発している。

酒や飲料を扱うベトナムビール(The Viet Nam Beer, Alcohol and Beverage Association)は、この増税はビールやアルコールを扱う部門にとっては不適切であると主張している。

ベトナムビール取締役のグェン.ヴァン.ヴィエトゥ氏(Nguyen Van Viet)は、オンライン新聞のVNエコノミー紙(vneconomy)において、輸入品は輸入関税と販売手数料の重課税に直面することになると述べた。

酒類輸入業者の規則によると、特別消費税は現状の55%から60­~65%に増加すると見込まれる。

加えて、このような高い税は、税逃れや密輸、偽装品などの増加につながるとヴィエトゥ氏は述べる。

また、輸入ビールや酒類の国内流通量はあまり多くなく、国産製品と輸入品の公平な競争を保証する目的は果たせないと彼は主張する。酒類を扱う製造業者や貿易業者に対するベトナムの法令(Decree No 94/2012/ND-CP)では、輸入業者は彼らの製品を配送業者・卸売業者・小売業者に売ることになっている。

追加課税によって課税対象者や代理者は、税制の布告、大量の書類手続きや事務作業に翻弄されるだろうと彼は述べた。

ベトナムビールは先月、ベトナム商工会議所(to the Viet Nam Chamber of Commerce and Industry)に対し、この計画への反対の意思を示した文書を提出した。

http://vietnamnews.vn/economy/275594/ministry-proposes-increase-to-special-consumption-tax.html (150911)

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