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経済:ベトナムで交通インフラへの個人投資に対する需要が拡大


ベトナムにおいて、交通インフラへの個人投資に対する需要が増大しており、ベトナム運輸省は交通システム計画を見直し、個人投資を呼び込むべきである。会議に出席した議員は述べた。

会議は9月7日にベトナム経済機構(Vietnam Institute of Economic)とベトナム投資開発銀行(BIDV)によって開かれた。会議では交通インフラへの投資を奨励することに焦点が当てられた。

交通インフラへの投資に対する需要は2016年から2020年の間には千兆ドン(450億ドル)になると、運輸省の官民パートナーシップ部門部長(Director of the Public-Private Partnership Department)のグエン.ダナ.フイ氏(Nguyen Danh Huy)氏は述べた。

国家予算は限られている。現状では28%を賄えているが、ベトナムの公共投資においての投資計画を行う省(the Ministry of Planning and Investment’s plan on public investment)は2016年から2020年の間には、見込まれる需要の7%である66兆ドン(29,3億ドル)しか賄うことができない。したがって国内外の個人投資を呼び込むことは輸送インフラの発展には欠かせない、とフイ氏は述べた。

フルブライト経済学教育プログラム(Fulbright Economics Teaching Programme)の講演者であるフイン.テ.ドゥ氏(Huynh The Du)によると、過去20年間におけるベトナムの輸送インフラに対する投資額は他の多数の国家の平均の二倍近い。多くの投資がなされてはきたが効果的に使われていない。

他国に比べてベトナムで高速道路を建設するのには費用がかかり、また多くの高速道路は効果的に使われてはいない。

ベトナムにおける交通システム計画を見直し、交通計画の有効性について考えるべきであると、前運輸相のラ.ゴク.クエ氏( La Ngoc Khue)は述べた。

またクエ氏は「ベトナムの交通計画は未熟でありうまく調和が取れていない。」「運河や鉄道に比べて道路が普及しており、これは国際的な傾向に反している」と述べた。

ベトナム経済機構のトラン.ディン.ティエン氏(Tran Dinh Thien)によると交通インフラ計画は短期間で計画されてきたために、交通部門への投資が最善の効果をもたらすようには提供されてこなかった。

投資の有効性を高め、より多くの個人投資を呼びこむためにも、ベトナムはインフラ発展の詳細な計画を練る必要があるとティエン氏は述べた。彼は今後10年で鉄道インフラを発展させることの重要性を強調した。

「鉄道インフラが発展することで、道路に対し過度に負荷がかかっている現状を解決するだけでなく、企業が輸送コストや保管コストを削減することにもなる」と彼は言う。

投資家に対して計画を魅力的にするためには、投資家が直面するリスクを取り除く機関を議会が設立すべきだとデオ.カ共同出資投資会社( Deo Ca Investment Joint-Stock Company)の総務部長であるホン.ミン.ホァン氏(Ho Minh Hoang)は主張している。彼は「リスクを特定し解決策を講じることはBoT計画をより魅力的にする」と語る。

一方で, BIDV主任であるトラン.バク.ハ氏(Tran Bac Ha)は、国内外の金融投資ファンドや国家や投資会社がベトナムのインフラ計画に投資するための仕組みを発展させる必要性がある、と主張する。彼はまた、長期的な交通インフラへの投資のためにも多様な投資元が必要であると述べる。

個人投資は交通インフラ投資における34%は引き続きまかなっていかなければならない。

運輸相のグエン.ホン.テュオン氏(Nguyen Hong Truong) は、これから交通インフラを発展させていくためにも、個人投資家から資金を集める現実的な方法を運輸省は議論すべきだと主張している。

http://www.vietnamplus.vn/toyota-viet-nam-ban-ra-thi-truong-gan-31500-xe-trong-tam-thang/342597.vnp (150910)

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