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ビジネス:外国資本参入により激化するベトナム飲料産業における競争


グローバル化が進み、競争が激化する懸念のある中で、国内飲料メーカーは国内市場のシェアを守るために、供給システムを改善する必要性に迫られている。

ベトナム製品のサプライチェーンをより安定したものへと強化する一環として9月23日に産業貿易省は、生産者と商社を結びつけるための会合をハノイで開いた。

国内市場部門の副長官であるレー・チービエット・ンガによれば、国内の飲料産業は外国資本のライバル台頭により生産規模縮小のリスクに直面している。

ンガ氏は、生産者と商社との間の協調は国内の飲料産業にとってホーム市場での規模の拡大や、コスト削減、より良い消費者サービスへの良い追い風となると述べた。同氏はまた、持続可能な成長には生産物の品質向上が不可欠であると述べ、飲料産業に生産面で先進技術を導入することを促した。

サイゴンビール・アルコール飲料総公社の副長官であるレー・ホン・シャン氏は、多くのビールメーカー大手はベトナム国内で規模を拡大していく計画を立てたが、それとは対照的にベトナムの飲料企業は競争力を失ってゆき、国内市場で競争に負ける危険性があると述べた。

ベトナムビールアルコール協会によれば、国内飲料市場の成長率は2012年以降低下傾向にある。統計より、2008年から2011年の間に飲料市場の平均成長率は約17パーセントであったが、2012年には6%、2014年には4%にまで落ち込んだ。

その一因は外国企業との競争が国内飲料メーカーに重くのしかかっていることであり、とりわけ、小規模な飲料メーカーの多くは外国資本のライバルに倒され、取って代わられてしまったと協会の代表であるグエン・ヴァン・ヴェト氏は述べた。

ベトナムが自由貿易協定(FTA)飲料品の関税をゼロにするようなことになれば、競争はより苛烈なものになっていくだろう。協会は生産から消費までの供給チェーンが国内飲料産業にとって重要な対抗策となるだろうと述べた。ヴェト氏は技術刷新と品質改善を行って困難を切り抜ける必要があるとコメントした。

http://en.vietnamplus.vn/drink-industry-told-to-lift-distribution-for-domestic-market-shares/82170.vnp (150925)

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