ヨーロッパ5カ国の旅行者に対する、ベトナム政府の新しいビザ免除方針は、15日以上であるならば旅行業を活性化し得るだろうと、旅行業者や旅行者は語る。
政府は、今年7月1日からの1年間、英国、イタリア、ドイツ、スペインとフランスからの訪問者のために、免除を適用した。
ベトナムの旅行業に関する国家統計(VNAT).によると、同決定の実施後、国際的な観光客は7月に12.1%増加し、8月にはさらに12%増加した。
同決定は、13ヶ月連続で落ち込んでいた旅行業を改善する手段であると注目された。6月にはフランスとドイツからの旅行者が、先月と比較してそれぞれ50%。30%と下落していた。
しかし、15日までという制限にヨーロッパ5カ国の旅行者たちは戸惑っている。ベトナムの主要な名所を堪能するためには20-30日程度が必要であると彼らは述べる。
現在、より長く滞在する者はビザ申請に45ドルを支払わなければならず、これでは新システムが導入される以前となんら変わらない。
ベトナムで最もすばらしい旅行業者の1つであるヴェトラベル(Vietravel)の外国人旅行者対応係りであるさんマイ・キム・イェンさん(Mai Kim Yen)によると、彼女はヨーロッパからの旅行者に対して、前もってビザを取得しておくか、短い日程での旅行にするか選ぶべきだと助言している、
トラベルメイト株式会社(A Travel Mate Co Ltd)のグエン・チュエンさん(Nguyen Chuyen)によると、彼女の会社では旅行客を惹きつけるために7-10日程度のツアーを提供している。
15日という制限により、近隣諸国のタイヤミャンマーなどに比べて、観光客にとってベトナムは魅力的ではないというベトナム新聞の記事を、ドイツの弁護士であるトゥアン・ドゥ・ラバー氏(Tuan De Laber)は述べた。
彼は1200ドルで往復航空券を購入し、北部の州をまわっていたが、彼は時間切れのためにホーチミン市に予定通り向かうことができなかった。
旅行業に詳しい関係者は、ビザ免除期間を30日に延長したり、長く滞在する旅行者向けにビザ申請料を減額するなどの柔軟な手段を講じるべきであると主張する。
政府は、北欧の4カ国、ヨーロッパの五カ国、ロシア連邦、ベラルーシ、韓国、日本と9つのASEAN国を含む22カ国のパスポート保有者に対し、ビザ免除を適用している。
http://vietnamnews.vn/economy/276337/tourists-say-visa-waiver-too-short.html (150928)