ベトナム統計総局によると、ベトナム居住者の20%または2000万人が銀行口座を持っているが、発行されたカードの数は今年8600万に達し4倍となっており、これは数千万のカードが使用されいない状態にあることを意味しているという。
ベトナム銀行カード協会は今年発行されたカードの数は2013年から30%増加しており、内訳は国内カードが90%、国際カードが10%となっていると述べた。
バンクネットベトナム(Banknet.vn)は、現在ベトナムにおける精算カードの50%が全く使用されていないことを報告した。
上記の数値は、銀行のカードは顧客の要求ではなく量で発行されていることがわかる。カード発行に平均3~5ドルかかるため、無駄を引き起こしている。
加えて、最も使用されているカードもATMから現金を引き出すこと以外に他の銀行サービスには使われていない。銀行からの統計ではカードの90%が現金の引き出しに使われており、残りの10%がPOSでの支払いに使用されていることが示されている。
その状況は、銀行のサービス収益を増加させる機会を減らし、技術の無駄となっている。
ベトナム国家銀行支払部門の支払開発課長レ・ヴァン・トゥエン(Le Van Tuyen)氏は、現金支払はべトナムで普及しており、国のGDPの現金の割合は多くの国より高いと述べた。
カードサービスが適切に設定されておらず、広告もほとんど無い。市場には800万枚近い国際精算カードがあるが、それらは人々に普及していないと、彼は述べた。
一方、国内カードの90%が限られた製品及び類似した機能で広く用いられている。
そのため、カードを発行する代わりに、銀行は顧客が満足させるためにサービスを最適化する必要がある。
銀行サービスは、金融コンサルティングや資産管理などの高いクラスの製品に多くの住民の要望に合った項目も含め、多様に便利に設計されなければならないと同時に、市場の需要に沿って発展するべきである。
カード利用の有効性の改善も現金支払削減に関する政策の実施に役立つだろう。
http://english.vietnamnet.vn/fms/business/146082/millions-of-credit-cards-idle-in-vietnam.html (151112)