ハノイ‐2016年、ベトナムの米の輸出は量にして昨年比25.8%減の488万t、額にして昨年比21.2%減の220億米ドルと推計されていることが、農業農村開発省によって明らかにされた。
12月だけで見ると、39万9000t、1億8000万米ドルの米が輸出されたことになる。
依然としてベトナム最大の輸出先となっている中国は、市場の35.9%を占める。ベトナムは今年11月までに161万t、7億2220万米ドルを中国に輸出したが、昨2015年から量にして20.5%、額にして11.7%減ったことになる。
中国の次に大きな輸出先はガーナであり、市場の11.1%を占める。
ベトナムからの輸入量を大きく落とした国・地域は、フィリピン(65%減)、マレーシア(48%減)、アメリカ(33%減)、シンガポール(30.7%減)、インドネシア(22%減)、コートジボワール(21.5%減)、香港(19%減)である。
この減少には、中部地方や中央高地帯で長引いたエルニーニョ現象やメコンデルタ地域での塩水の流入、北部や中部・中央高地帯での洪水が寄与していると考えられる。特に南部において、今年の米の生産は耕作量と収穫量と共に減少している。
米の総収穫量は4360万tとなる見込みで、これは昨年から3.3%減少した結果となる。
日付: 2016年12月30日 (http://vietnamnews.vn/economy/348892/vn-earns-22b-from-rice-export-this-year.html#VDOBLvtTYbMchzht.97)