2016年、謹賀新年。
ベトナムでは西洋歴での年末年始を感じることが少ないのですが、
2016年も関係者のみなさまが快活であることを祈念しております。
2016年年初にあたり幾つかコメントさせて頂きます。
アセアンと日本、海外展開、ベトナムの潜在成長力、ベトナムへのインバウンドとアウトバウンド
アセアンと日本
アセアンとの関係はますます日本にとっても大事になってきます。アセアン関税協定、TPP(同意済み、発効待ち)も大事な動向になってきます。
アセアンをハブとして、マーケットとして、どう活用していくのかということになります。
多くの日本企業にチャンスがあります。
海外展開
日本国内では少子高齢化が叫ばれて久しいですが、抜本的な取り組みはされてないように思われます。人口減少に伴う人口オーナスが発生している日本と人口ボーナスが発生しているベトナム。
日本から見れば、ますますベトナム等の海外展開は熱い熱を帯びてくると思われます。
ベトナムを第二の故郷と呼べるような日本人ビジネスパーソンが増えるよう尽力していきたいと思います。
日本人にとって、日本企業にとって、より良い海外展開とは何かという本質がより求められていきます。
独りでもできる海外進出・海外起業 × 海外ビジネスの成功ポイントということを更に煮詰めていきたいと思います。
ベトナムの潜在成長力
2016年は、ベトナムについて、潜在成長力の魅力が相対的に増しているように思われます(笑い)。どのセクターにおいて、どの程度ポテンシャルがあるのかが大事になります。それをどう引き出すのか、いつが良いのかという前提条件の具備にますます注目すべきと思います。どうやってより良い仮説(ベトナム市場により適した仮設)を見つけるかどうか、そしてどうやってそれに取り組むか(適切なタイミングで、より早く取り組むことがポイント)。これからの10年でさらにベトナム市場が注目されることは議論を待ちません。そのセグメント特定であったり、攻め方ということがより注目が集まってきます。それを引き出すためのカギは、ベトナム側の課題よりも、引き出したい日本企業側の内部次第という面もあります。ベトナムへのインバウンドとアウトバウンド
2016年はグルーバルマーケットでの不安定化懸念が幾つかあります。テロリズム、スプラトリー諸島(南沙諸島)、米国金融政策・国際金融市場、中国景気動向、原油動向等々です。
これはベトナムにとっても、無関係ではありません(ただし、ベトナム側からのコントロールは難しい)。
ただし相対的には、ベトナムの魅力が減じてはいません。アセアン諸国の中でも相対的に魅力は増しています。
ベトナム国内での課題もまだありますが、ベトナムへのインバウンド(諸外国からの投資)は継続するでしょう。
一方で、まだ目立ちませんが、ベトナムからのアウトバウンド(諸外国への投資)もそろそろ拡大していきます。
AGSグループとしても注目していきたい、対応していきたいと思います。
AGSグループ代表
石川 幸